10月2日 補助犬の理解を広めたい
店頭に「補助犬OK」とあるのに、実際に店に入ろうとすると拒否されてしまう。
ステッカーは広まったものの、補助犬への理解はいまだ深められていない。
実際には補助犬の入店に問題はないとされているにもかかわらず、
「保健所から店内に犬や猫を入れないよう指導されている」などと断る店が
後を絶たないため、視覚障害者は諦めて遠い店を利用せざるを得ないとか。
この問題に関して、中部盲導犬協会によると、保健所が飲食店向けの講習会で
説明するなどして行政が広く法律を周知させていくことが不可欠とのこと。
レストランチェーン「すかいらーく」では傘下の3千店全ての入り口に補助犬の
入店可能な掲示を施し、点字のメニューや社員向けのマニュアルも用意。
厚生労働省は今年度中に店舗用の補助犬受け入れマニュアルを作成し自治体を
通じて配布する予定。
◆身体障害者補助犬法とは
2002年10月1日に施行。公共施設や公共交通機関において、補助犬の同伴
受け入れを義務付ける法律。不特定多数の人が利用する施設にも拡大され、
完全施行されている。
(中日新聞10月2日)