10月16日 疲れ目、寝不足の原因!? ブルーライトって何?
■ブルーライトとは?
パソコンやスマートフォン、液晶テレビなどの画面から出る青色の光。
紫外線に次いでエネルギーが強い。
■ 医学的な取り組みも本格化!
今年、当院の院長も参加している「ブルーライト研究会」が発足。
ブルーライトによる人体に与える影響はわかっていない部分も多く、眼科医や精神神経科医が集まり、網膜や生体リズムへの影響を医学的に検証し公表する予定。
■どんな影響があるの?
□目の疲労
ブルーライトは波長が短く散乱しやすいため、ピントが合わせづらく、
まぶしさやちらつきの原因となる。
□加齢黄斑変性になる危険性
この光は紫外線と異なり、水晶体や角膜を通過し網膜に届く。
その中心部にある黄斑は視力にとって最も重要な部分。そこにエネルギーの
大きい光が当たり続けることで、悪玉物質の活性酸素が発生することが懸念される。
□不眠、寝つきが悪くなる
睡眠を促すホルモンのメラトニンの分泌を減らす働きがあり、パソコンやスマートフォンなどの機器を使うこと自体が脳を興奮させる。
→→→ 子供は大人より水晶体の濁りが少ないため、より青色の光が通り抜けやすく、
影響を受けやすいので、要注意!
■より影響を少なくするには?
最も効果的なのは、寝る直前までパソコンやスマートフォンを使い続けないようにすること。
■ その他の効果的な対策
□ブルーライトをカットするメガネを使う。
→寝る2時間前から使用することで寝つきが悪くなりにくい。
□1時間ごとに10分~15分目を休める。
□寝る前には照明を暗くする。
□食品やサプリメントで「ルテイン」を摂取する。
→ 「ルテイン」…網膜の黄斑を保護する働きがある。
ブロッコリーやほうれん草、卵などに含まれるが、多量に摂取する必要があるため、サプリメントで補うのも効果的。