12月9日 視覚障害者 感染情報収集に苦慮
対面接触を避けるため、ようやくたどり着いたコロナ情報や、通販のページ。文字情報を音に変換して伝える「読み上げ機能」を使うと、返ってき たのは自動音声の「画像」のひと言。
読み上げ機能を使うことを前提としていないホームペーシが多いのが現状だ。
情報伝達のバリアフリー化は、自治体や企業間でばらつきがあり、国内で対応が進みづらい背景には、欧米などと違い罰則を伴う制度がないことも関係している。
「12月7日 日本経済新聞」
対面接触を避けるため、ようやくたどり着いたコロナ情報や、通販のページ。文字情報を音に変換して伝える「読み上げ機能」を使うと、返ってき たのは自動音声の「画像」のひと言。
読み上げ機能を使うことを前提としていないホームペーシが多いのが現状だ。
情報伝達のバリアフリー化は、自治体や企業間でばらつきがあり、国内で対応が進みづらい背景には、欧米などと違い罰則を伴う制度がないことも関係している。
「12月7日 日本経済新聞」
1 1月29日 白杖を使用していた男性が駅のホームから転落し、死亡する事故が起きた。
日本視覚障害者団体が9月に国交省に出した要望書では、ホームドアの設置推進に加え、「3 密回避」「ソーシャルディスタンスの確保」により、 駅員や乗客から「声かけ」や「見守り」が行いづらい状況が生まれているとして、声かけの必要性を改めて訴えた。
視覚障害者の誘導方法は相手に尋ね、自分のひじや肩を持ってもらい、半歩前を歩くのが基本。
日本点字図書館は誘導の方法をまとめたリーフレットを公開している。
「1 2月2日 朝日新聞」
音響式信号機は夜間から早朝は音が鳴らない設定になっており、視覚障害者が交通事故に巻き込まれる被害が後を絶たない。
警察庁が整備を進めているスマホアプリ「信 GO !」は信号機と連携して音声で信号の色を知らせたり、青時間を延長もできる。
しかし目の不自由な人が安全に道路を渡るためには周囲のサポートは欠かせない。
日視連は、交差点では白杖を持った人を見かけたら「青(or 赤)ですよ」と声掛けをしていただけるとありがたいと話している。
「朝日新聞 11月25日」
目が不自由な人向けに、スマートフォンで信号の色を音声や振動で伝え、道路横断を支援する機器を警察庁が2021年に信号機に設置する方針を決めた。
東京都や政令指定都市から整備し、その後全国に普及させたい考え。
「信GO !」という専用アプリをダウンロー
ドすると、交差点などに取り付けた機器から近距離無線通信でスマホに信号の色などが伝わり、音声や振動で通知される仕組み。将来的にはナビゲーションシステムとの連動なども期待される。
「日経新聞 10月26日」
目の網膜にあり、入ってきた光を感じる視細胞が失われていく難病「網膜色素変性症」の患者に、iPS細胞から作製した細胞を移植する世界初の臨床研究を神戸市の病院が実施した。
網膜色素変性症は遺伝子の変異が原因とされるため、患者自身ではなく健康な人から作った iPS細胞を利用。マウスの実験では光を感じられるようになり、サルでは2年以上移植組織が定着していたという。
今回の1例目に加え、もう1人予定しており、手術後も定期的に観察し長期間のデータを集める。
「中日新聞 10月1 6日」
代読・代筆は視覚障がい者の日常生活に必要な支援であり、市町村が行う障害福祉サービスの中で行われている。
名古屋市は今年から 「意思疎通支援事業」として視覚障がい者向けの代筆・代読に特化した支援を開始。 支援員を10月以降希望者のもとに有料ボランティアとして派遣する。
各市町村などが実施しているが、十分に認知されておらず、自治体もまだ少数で、関係者は支援体制の充実を訴える。
「中日新聞 10月1日」
新型コロナウイルスの感染拡大で盲導犬を使う視覚障害者にも生活上の支障が出ていることが分かった。
ソーシャルディスタンスを取る中で「買い物の際に店員に支援を依頼しにくい」「周りの人との距離感をつかみにくい」マスクを着用していることで「風を感じられないので状況が把握しづらい」「盲導犬に指示が伝わりにくい」といった声が寄せられた。
盲導犬だけではサポートが足りないときがある。 肘や肩に触れて誘導する前にお互いが消毒するといったような工夫をし、町で見かけた場合は困っている様子がないか注意して見てほしい。
「中日新聞 9月21日」
目の不自由な人にゴルフを楽しんでもらうブラインドゴルフの講習が9月11日、名古屋市南区豊田のゴルフ練習場「アコーディア・ガ
ーデン名古屋」であった。
NPO法人日本ブランドゴルフ振興協会の主催で、県内の視覚障害者とその介助者ら1 0 人が参加した。
ブラインドゴルフは視覚障害者がガイドと2
人1組でプレーする。ルールや道具はゴルフと
じだが、体の向きの調整や距離の測定の際にガイドの補助を受ける。世界大会が開催されているが、認知度は低い。コツを掴むとアイアンで60ヤードの飛距離を出す人もいる。
「9月15日 中日新聞」
セイコーウォッチが、目の不自由な人が文字を直接触って時刻を判別する「触読式」腕時計のデサインを、25年ぶりに刷新する。
障害者の社会参加を含む国連の「持続可能な開発目標」実現を意識しての取り組みだ。
触読式の腕時計は、文字盤のふたを開け、針の位置で時刻を確認する。触っても針がずれないようにし、汗に強くする必要がある。
障害者団体への聞き取り調査で「おしゃれな時計を身につけたい」との意向があり、各所に最新のトレンドを取り入れ、女性向けモデルも投入する。
「9月4日 中日新聞」
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、 できるだけ接触を避ける生活様式が広がる中、 視覚障害者から(社会的距離)の確保やマスクの着用などで、視覚以外の感覚に頼りにくくなっている。
当事者らは「触らないとわからない人もいることを知って」と理解と支援を求めている。
・レジ前の間隔を空ける為の目印のテープがわからない
・目に近づけないと商品が見えない
・ガイドへルパーを依頼したいが感染対策で遠慮した
など日常生活で不便を感じている。
困っている視覚障害者を見かけたらどんな支援ができるのか。
立ち止まったときに声を掛ける・案内するときは肘の上や肩に手を置いてもらう・白杖や腕を引っ張らない・具体的な状況を説明する・立ち去るときは一声か ける・マスクをし感染予防対策をする
相手に尋ね、対応する。ちょっとした工夫で見えやすくなる人も多い。
7月24日 中日新聞
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