8月2日 小中学生の視力低下 巣ごもり影響?

裸眼視力が1.0未満の小学生の割合が約4割、中学生が約6割に上ることが、文部科学省が28日に公表した2020年度の学校保健統計調査で分かった。肥満傾向の児童生徒も増加傾向にある。文科省は、スマートフォンなどを長時間見る子どもの増加に加え、コロナ禍の巣ごもり生活も一因とみている。

日本眼科医会は3月、端末の画面を見る際の注意点を漫画で伝えるポスターを作った。目と端末を30㎝以上離すことや、30分に1回は遠くを見て目を休めることを呼びかけている。

 

「朝日新聞 7月30日」

7月27日 まぶしいとなぜくしゃみが出る?

「光くしゃみ反射」といって、家から急に外に出たり、太陽の光が直接目に入ったりして、まぶしさを感じると、目のひとみ(瞳孔)がぎゅっと縮まって光の量を調節する。「対光反射」といって、このとき、瞬間的に鼻水が出て、「鼻水が出た」という信号がくしゃみ中枢にとどいて、くしゃみが起こる。ネコを使った研究によると、対光反射の神経は一部、

鼻水を出す神経細胞に繋がっているそう。

 

しかし、すべての人に光くしゃみ反射が起きるわけではなく、東北地方の750人ぐらいのうち「光を見てくしゃみが出る」と答えた人は25%ぐらいだったという研究もあり、個人差が大きいことも分かっている。

 

「朝日新聞 7月24日」

7月10日 まぶた下がる眼瞼下垂

眠くないのに眠そうな目に見えてしまう。

それはもしかすると、瞼が十分に上がらなくなる「眼瞼下垂」かもしれない。

加齢のほか、コンタクトレンズの長期使用といった刺激が原因になることもある。

眼瞼下垂が進むとくぼみが目立つようになり、場合によっては左右の目の大きさが違ってくるなどの変化もありうるため、眼瞼下垂を自覚するきっかけにもなりそうだ。

治療する場合、見る機能の改善とともに見た目も意識して治療に臨む人も多い。

また、脳梗塞など深刻な疾患が原因になることもあり、その場合は原因となる疾患の治療を急ぐ必要がある。

 

「日経新聞 7月10日」

 

6月14日 視覚障害者 靴でナビ

ホンダは視覚障害者を安全に目的地まで誘導するため、靴に取り付る機器を開発する新会社を設立した。

 

会社名と商品名はいずれも「あしらせで、足とお知らせを組み合わせた。

あしらせは靴にスマートフォンのアプリと連動する機器を付け、アプリで目的地を設定すると足の甲や側面部分が振動し、右折か左折かなどを判

断する仕組みだ。センサーで動きをどう捉えるかといった自動運転技術を応用している。

 

「中日新聞 6月12日」

4月20日 小中学生の近視 初の調査

文部科学省が、小中学生の近視の現状を把握するための大規模実調査を実施することがわかった。

 

調査は5〜6月、小1〜中3の計9000人を

対象に実施。医療機関から派遣された検査技師が専用の機器で検査を行う。スマートフォンの使用時間や外遊びの頻度など生活習慣に関するアンケートも実施し、視力への影響を分析する。

 

小中学校ではタブレットなどのデジタル端末を活用した授業が4月から本格化する。近視は将来的に眼病になるリスクが高まるとされ、文科省は結果を視力保護の対策に生かす。

 

「4月19日 日本経済新聞」

3月23日 3歳児健診で弱視見つけて

健診で実施される視力検査。弱視がしばしば見落とされているとして、日本眼科医会は危機感を強めている。

 

自治体の多くは家庭に検査キットを送って調べる方法を採るが、保護者が視力を正確に測定するのは難しい。健診で、弱視や遠視などの有無を推定する検査機器を導入している地域では、治療が必要とされた子が2%も増えた例もある。

 

弱視は3歳ごろから治療をすれば9割ほど回復する。自治体ごとに健診の精度にばらつきがでないよう、検査機器の導入を呼びかけている。

 

「中日新聞 3月19日」

3月8日 眼鏡型の拡大鏡 転倒に注意

眼鏡のように耳に掛けて使う拡大鏡の見え方に関する相談が国民生活センターに寄せられている。

 

眼鏡型の拡大鏡は手に届く程度の距離にあるものを拡大してみる商品。視力や老眼などを矯正するものではない。離れた場所からはっきりと見えず、見え方が通常と異なる。

 

可能であれは購入前に試用し、自分の目や目的にあった商品を選ぶことが肝心である。

 

「中日新聞3月4日」

2月19日 学校でできる色のバリアフリーって?

色の感じ方に特性のある人に配慮し、だれでも識別しやすい色合いを心がけようという取り組みが教育現場に少しずつ広がっている。

 

「色覚異常」網膜上の色を感じる細胞に感度が低いところがあり、色が多くの人と違って見える。例えば「赤と緑」「ピンクと白」など見分けにくい色がある。この特性をもつ人は、日本人男性で 20人に1人、女性で500人に1人いるとされる。

 

グラフやチョークなど、色だけで違いを示さす、大きさや形・模様を変える、白黒でも判別できるものにする、など工夫が求められる。

 

「朝日新聞  2月9日」

12月21日 盲教育 先人の熱意を追う

京都府立盲学校に教師として勤務する岸博実さんが、視覚障害のある子どもに何を教え、どう指導するか、近代日本で先人らが情熱を注いだ盲教育の歩みを研究し、資料を集めて20年が過ぎた。

 

収蔵資料の公開や、明治~昭和初期の学校日誌のテキスト化、古書店での資料発見など、収集に努めてきた。岸さんはじめ多くの人の尽力により、3000点の資料は2018年に国の重要文化財に指定された。

 

日本経済新聞 12月16日

12月11日 盲導犬利用 コロナで手助け減る

コロナ感染拡大後、接近するので援助を求め難いという声が盲導犬利用者からあがっている。

盲導犬の育成団体などはコロナ禍に必要な手助けを発信し、「感染対策をとった上で、これまでどおりサポートしてほしい」と訴える。

 

盲導犬を目指す子犬の確保も課題だ。

ここ10年輩出頭数は減少傾向が続く。コロナ禍でも利用者が取り残されないよう、しつけ教室を分散して行ったり、動画の指導に切り替えたりなどの対応をし、育成頭数を維持するよう工夫している。

 

「12月7日 朝日新聞」

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