11月30日 加齢黄斑変性は、早期発見で改善できる!
高齢者を中心に、大幅な視力の低下をもたらす加齢黄斑変性。
インターネット上で、「中途失明の主な原因」などと紹介されており、ショックを受ける方も多いとか。
しかし、これは誤解であり、完全に見えなくなることはほとんどありません。
しかも軽いうちであれば、日常生活で困ることも少ないのです。
加齢黄斑変性には「委縮型」と「滲出型」があり、日本人は後者が多いとされています。
「委縮型」は、黄斑の視細胞が加齢で死滅するタイプのこと。
「滲出型」は、老化により黄斑部の網膜の裏側に新しい血管が生えて起きるものです。
※新しい血管は破れやすく、
血管内の成分が滲み出て網膜が内側に膨らみ、物が歪んで見える。
近年では「滲出型」の治療法の進歩が目覚ましく、
2008年には効果の高い薬による治療がスタートしました。
治験によると、投与1年後には視力の維持だけでなく3割が改善していたことも!
早く気付き、ひどくなる前に治療を受けることが何より大切だと言えます。
(日経新聞より抜粋)