1月26日 今年の花粉、去年の6倍に!?

早くも花粉の飛散量予測が発表されています。
25日に環境省より発表された第2報によると、北海道や中国地方の一部、四国、九州を除いて、今年は例年並みか例年を上回る量だそうです。
ちなみに、名古屋市の飛散量は少なかった昨年に比べて6倍を超えると予測されています。
全国的には例年より3日前後遅い開始で、2月上旬に山口県の一部で飛び始め、
3月下旬には北海道でも飛び始めるとのこと。

ピーク前の2月中旬には第3報が発表予定です。
春に向けて、早めの花粉症対策を。

(朝日新聞 1月26日)

1月22日 近視矯正の新しいカタチ

現在、眼鏡やコンタクトレンズが主流となっている近視矯正の一つに、眼球内にレンズを入れる「眼内コンタクトレンズ」というものがあるのはご存じだろうか。

“眼球内にレンズを入れる”という点では、白内障の眼内レンズと似ている。
しかし「眼内コンタクト」の手術は、水晶体を人工のものと交換する白内障の手術と違い、水晶体を残しつつ、角膜の内側にレンズを加えて矯正する。

レーシック手術のように角膜を削らないため、ドライアイや乾燥のリスクは少ないが、「眼内コンタクト」は厚生労働省が2010年に認可したばかり。そのため、昨年の手術数も3千件と少なく、公的医療保険も認められていない。
普及には時間がかかりそうだが、今後の発展に注目だ。

(朝日新聞 1月22日)

1月22日 眼瞼けいれん、自覚症状はいろいろ

<眼瞼けいれん>

40歳以降に発症しやすく、女性に多い傾向がある。脳の一部の異常が原因といわれ、抗不安薬や睡眠薬の副作用で若い人に起こることも。
診断が難しいとされ、「目の疲れ」や「心の病」と誤診されることも少なくない。

 <症状は?>
①運動障害
・        指で目を開けなければならない時がある
・        片目をつぶってしまう。

②感覚過敏
・        屋内でもまぶしい
・        常に目が乾く、しょぼしょぼする、痛い
・        人混みで人やものにぶつかりやすい

③精神症状
・        よく眠れない
・        不安や抑うつを感じる

このように、人によって現れる自覚症状はさまざま。
少しでも異常を感じたら、重症になる前に早めの受診を。

<治療法は?>
最も有効なのは、まぶたの筋肉にボツリヌス毒素を注射して、麻痺させる対症療法。重症なら、まぶたの皮膚や筋肉を切り取ったり、顔面の神経を切断する手術を行うこともある。
また、けいれんを誘発しやすい短い波長の光を遮る眼鏡や、まぶたを開けやすくするピンが付いた特殊な眼鏡もあるが、医師の処方箋が必要となる。

(朝日新聞 1月22日)

1/15 「近視」は遺伝する!?

近視…人が物を見るとき、眼球内に入ってきた平行光線は、網膜上で焦点が結ばれます。そのとき調節力を働かず、網膜上の正しい位置より手前で焦点が結ばれ、ピントが合わない状態のことをいいます。

近視の場合、メガネやコンタクトレンズの度数は「-(マイナス)8.00」といったように表され、マイナスの後の数字が大きいと「強度」の近視といえます。
また、原因は遺伝的なものが最も大きく、アジア人は欧米に比べて近視である割合が多いそうです。

近視が強いと、網膜の中心部に出血が生じて視力が低下する「黄斑部出血」などになる可能性もあり、最悪の場合は失明の危険もあります。
そのため強度の近視の人は、目を細めたり、こすったりして眼球に圧力をかけることを避けるようにしましょう

(朝日新聞 1月8日)

12月25日 なかなか気づかない!? 緑内障

日本人の失明原因の1位である緑内障。
視神経が傷つき視野が狭くなるこの病気は、一般的に涙の排出ルートが詰まり、目の中の圧力(眼圧)が高くなって発症します。
一方の目の視野がせまくなっても、もう一方で補ってしまうことで、異常に気付くのが遅くなるケースも少なくありません。
実際に、異常が判明した人の9割が未治療であったというデータもあります。

もともと120万本ある視神経は、加齢などによって、通常でも年4~5千本が失われるとされ、日々変化をしています。
40代になったら、早めに専門医での検査をすることをお勧めします。

この緑内障の治療法は、点眼薬で眼圧を下げ、進行の速度を遅らせることを目的としています。
点眼薬の中には、まつ毛が伸びる副作用があるものもありますが、この副作用に目をつけ、「まつ毛育毛剤」と称して無許可で、販売する薬事法違反事件も起きています。むやみに使うことで、角膜にヘルペスができたり、流産したりする恐れがあります。

 点眼薬の使用は医師の判断のもと、正しい用法、容量で行いましょう。

(朝日新聞 12月25日)

12月22日 老化を認識して、安全運転を

運転に必要な情報の9割は、目から入ってくると言われています。
老化で最も影響が出やすいのが視力で、動体視力は静止視力よりも低下が著しい傾向にあるそうです。
ある実験では、案内標識を判読する際、高齢運転者は20代の半分程度まで距離を詰めなければ判読できなかったという結果もあります。

老眼が進むことで、焦点が合いにくく、距離感を測るのが難しくなることもあり、右折時に対向車との距離感がつかめず衝突するなどといった危険が増してきます。

日常生活において、つまづいたり、物にぶつかるようになったりしたら要注意です。
さらに、対向車のライトがまぶしく見えたり、視野が狭くなったりする傾向もあります。

また、反射神経やブレーキを踏む筋力の衰えも影響し、急停車の際の制動距離が50歳以下に比べ、65歳以上は2~5m程伸びるという実験結果が出ています。

そのような運転の際の老化対策として、両肩とシートがつくような姿勢で前かがみにならないようにすることで、視界を広くとったり、ペダルを踏んだ時に膝が少し曲がる位置に座席を調整し、筋力低下を補うなどの心がけが必要です。

老化に敏感でいることは、自分の身を守ることにつながります。
能力低下を自覚して、運転で注意しなければいけない点がどこかを考えることが大切です。

(朝日新聞 12月22日)

12月9日 かかりつけ眼科医のすすめ

日本では世界に比べ眼科にかよわない人が多く、目の健康に関する意識が高いとはいえないということが分かった(※1)

しかし、めがねやコンタクトレンズを装用する人は非常に多く、目の健康被害にあった報告もけして少なくはない(※2)。

高齢者が増えると、白内障や緑内障、加齢黄斑変性症など深刻な目の病気の患者も増えてくる。働き盛りの中高年も油断はできない。かかりつけの眼科医を定期的に受診するなど、目に対する関心を高めていく必要があるだろう。

※    1
コンタクトレンズ大手の米ボシュロムが世界11カ国(日本・米国・中国など)1万1000人を対象とした「目の健康に関する意識と習慣」について調査したところ、過去1年のあいだで眼科検診を受けた人は日本で全体の56%程度という低い数字だった。ちなみに、この数字を下回ったのは11カ国中でロシアだけである。

※    2
厚生労働省の9月の発表によると、コンタクトレンズを不適正に使用したことで目の健康被害にあったという報告は2011年度までの3年間に69件あった。これらは眼科医による報告であり、失明につながりかねない深刻な障害が多い。よって、軽い障害をいれるとこの数はもっと多くなる。

(2012年12月9日中日新聞)

12月8日 疲れ目の女性に強力な“助っ人”、あらわる!

◎    商品名……「目もとエステ」
◎    仕様………スイッチを入れると温かい蒸気と振動が発生する。
◎    効果………目のまわりに熱と振動のダブルの働きかけで、
リラックス効果とマッサージ効果が期待できる。

従来のシートタイプと異なり、マッサージ効果が見込める点が好評のようです。全国的に在庫切れが続いており人気があります。気になる方は、一度お近くの電器店にて、お問い合わせしてみては?

(2012年12月8日中日新聞)

12月4日 安全第一、コンタクトレンズ開発

現在、コンタクトレンズ使用者は日本で8人に1人となり、とても身近なものとなった。その始まりはおよそ60年前。初めて実用化に成功したのが、株式会社メニコンだ。

当初はプラスチック素材からレンズを削り出していて、捨てる部分も多く、1枚3万円近くの高級品とされていた。その後、型に溶液を流し込む製法により大量生産が可能になり、90年代には1日で使い捨てるタイプも登場した。

目の角膜が空気中の酸素を吸収することから、レンズ用の素材には酸素をよく通す素材が追求されている。開発された酸素透過性が高いレンズには、長期間の装用が可能なものもあるそうだ。

また、利用者のニーズに応え老眼や乱視用のレンズも開発している。近視用は装用中にレンズが回転しても問題とはならないが、老眼や乱視用では矯正の妨げとなる。
そのため、レンズの下側の厚みを増して重みで固定するといった、見た目ではわからないほどのナノレベルの加工が施されている。

その他、若者に人気のカラーコンタクトレンズも開発されるようになった。
カラーコンタクトレンズ、いわゆるカラコンは黒目の部分を青や茶色にしたり、大きく見せるレンズであるが、目へのトラブルが相次ぎ、3年前からはおしゃれ用のカラコンも薬事法の規制対象となった。同社の開発では安全性を最優先し、着色剤をレンズの中に閉じ込め、着色剤が溶け出すトラブルなどが生じないような研究をすすめている。

さらに将来的には、花粉症の患者にはレンズに薬を含ませ、少しずつかゆみを抑える成分が染み出す製品や、緑内障の原因となる高い眼圧を下げる薬の投与を促す製品など、視力矯正以外でも応用が期待されている。

(中日新聞 12月4日)

11月27日 「眼が開きづらい…」眼瞼下垂とは?

▼眼瞼下垂(がんけんかすい)
上眼瞼(じょうがんけん=上まぶた)を持ち上げる筋肉 “上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)“の機能が働かず、上まぶたが垂れ下がり開きづらくなる状態。

▼症状は?
・  眼が開きづらくなる
・  眼球の運動障害がおき、物が2つにみえる”複視”が起きたり、瞳孔が広がることによって 眩しく感じたりする。
・  眼が疲れやすい、肩こりや偏頭痛、狭まった視野を広げようとすることで額にシワがよる。

▼原因は?
・先天的理由…上眼瞼挙筋の発育不全など
・後天的理由…大半は加齢によるものコンタクトレンズの長期装用によるもの。
          加齢性の場合、上眼瞼挙筋の筋力低下や、上まぶたの内側にある瞼板
          (けんばん)と、瞼板に接着している眼瞼挙筋の腱膜(けんまく)とのずれ
          などが考えられる。
          その他、上眼瞼挙筋を動かしている動眼神経の麻痺によるものもある。

▼治療法は?
自然治癒することはほとんどなく、手術が必要となる。
その場合は、上眼瞼挙筋の能力を測定し、それに応じた手術方法を選択する。
加齢性の場合は、皮膚の切除をすることで症状が改善されることが多い。
また、視野が狭まるなどの重い症状がみられる場合、挙筋の能力自体を強化したり、挙筋腱膜のずれを治すなど、原因に応じた手術を行う可能性も。

(中日新聞 11月27日)

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2024年11月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • アーカイブ

先頭に戻る