6月10日 放置しないで!

眼科がとても混み合うのは、毎年学校検診の時期です。

裸眼視力が1.0未満だと、眼科で検査を受けるよう用紙をもらう子どもたち。

視力低下で最も多い原因は近視ですが、中には【仮性近視】の子もいます。

ピントを調節する毛様体筋が緊張し、一時的にけいれんしたようになっている状態です。長時間近くを見続けるとなりやすく、ゲームやスマートフォンの見過ぎが今問題視されています。

姿勢を正すなど生活習慣の改善に加え、毛様体筋の緊張を解く点眼薬を使った治療がありますが、数か月続けて効果がなければ近視になったと考え、必要に応じて眼鏡をかけます。

 

仮性近視は放置すると、やがて本当の近視になります。用紙をもらったら、早めに眼科を受診して下さいね!

(6月7日 中日新聞)

6月10日 他人のⅰPSで網膜移植

理化学研究所や京都大などのチームは6日、世界で初めて他人のⅰPS細胞から作った網膜の組織を患者に移植する臨床研究の計画を発表した。

 

計画では、失明の恐れがあり全国に推計70万人いる「加齢黄斑変性」の患者約10人を対象に、iPS細胞から作った網膜組織の色素上皮を移植する。

2014年の1例目の移植では患者自身のⅰPS細胞から作った色素上皮のシートを使い大きな問題はなかったが、培養や検査に約1億円、移植までに約11か月費やした。

今回は安全性確認が主で大幅な視力改善は見込めないが、患者自身のⅰPS細胞を使う移植と比べると費用や時間を大幅に減らせ、うまくいけば他の病気でもiPS細胞を使った治療が広がる可能性もあるという。

今後の可能性に注目したい。

(6月7日 朝日新聞)

6月10日 弱視補うIT技術

【レーザーアイウエア】は、弱視などの人を支援する特別な眼鏡。

内蔵したカメラの映像を網膜に直接投影させるというもので、裸眼視力には関係なく、0.5程度の視力が得られるという眼鏡です。

円錐角膜(角膜がとがる病気)や乱視など、角膜や水晶体といった“前眼部”の機能が落ち、眼鏡をかけても視力が0.5以下の人に効果的を発揮します。

持ち歩けるよう小型化やデザインの工夫も重ね、現在は医療機器として国の認定を受ける準備中なのだそう。

 

製品は川崎市の「QDレーザー」のもの。事業開発マネージャーの宮内洋宜さんは、『弱視を知られたくない人もいる。見た目が自然な形にし、少しでも生活をよくする製品として世に出したい。』と熱意を語ります。

(6月1日 中日新聞)

6月8日 はやり目に要注意!

はやり目は感染力の強いウイルス性の病気です。

感染すると一週間ほどの潜伏期間を経てかゆみ、充血、めやに、リンパ節の腫れなどが現れます。角膜まで炎症が広がる場合もあるので、早期の診断・治療が大切です。眼科では綿棒で結膜をこすり、数分で診断できるところもあります。

初夏からの流行が多いですので、これからの時期結膜炎症状の患者さんにはゴム手袋を付けて診察を行うことがあります。感染防止のためご理解くださいね…。

(5月31日 中日新聞)

6月8日 褒めて育てる盲導犬訓練

目の不自由な人の歩行を助ける盲導犬。

名古屋市港区の中部盲導犬協会では、1~2歳の約30頭の犬たちが暮らします。彼らを盲導犬へと育てる盲導犬訓練士は、一体どんなトレーニングをしているのでしょう?

 

武重良太さん(中部盲導犬協会)は、4頭の犬を担当する訓練士。それぞれの犬を毎日30分ずつ訓練しますが、性格の違う4頭の成果をどうあげられるか考える日々です。

訓練を約1年間続け、盲導犬として送り出せるのは10頭のうち3頭ほどの難関なのだそう。

「ストップ。座れ。」訓練犬のクッキーに指示を出す武重さん。クッキーがピタッと止まり座ると、「グッド、グッド、グッド」といってクッキーの顔を何度もなでます。

「一つの指示に従うたびに褒め、楽しく訓練するためです。人間も褒められるとうれしいのと同じ。」

 

街で働く盲導犬。思わず褒めてあげたくなりますが…彼らはお仕事中。「話しかけたり触ったり、じっとみたりしない」よう、武重さんも呼びかけます。盲導犬は賢いけれど、人間と同じようには言葉を話せません。彼らとの接し方を皆に伝えることも、訓練士の大切な役目なのです。

(5月22日 中日新聞)

5月17日 レンズの色で健康に!?

愛知県岡崎市のメガネレンズメーカー、東海光学が10日に女性用サングラスを発売。名付けて「美美Pink(ピンク)」というこのサングラスは、ピンク色のレンズを通した光の波長が月経や更年期障害による気持の浮き沈みを軽減するといい、事前予約は500本をこえるなど早くも注目を集めています。

 

製品を企画したのは女性社員による開発チーム「女子開(じょしかい)」で、不眠障害やうつ症状に施されている光を使った治療法を参考に、太陽光に近い波長が体を整えるのでは?と臨床試験を実施。

神経内科医にも協力を依頼し、さまざまなカラーレンズを試作・検証した結果、最も有効性が高かったのがピンク色のレンズで、その後も色の調整を重ねました。

35~55歳の健康な女性を対象に行った実証実験調査では、美美Pinkを1日のべ3時間、1か月間毎週5日以上装用してもらったところ、装用前と比べ気持ちが前向きになり、疲れやイライラ感の減少が認められたといいます。

 

今後は臨床結果をもとに特許出願や学会発表を目指すそう。

“女性の美と健康”をテーマに開発されたサングラス、注文は同社ホームページから。

(5月11日 中日新聞)

5月17日 子どもの斜視Q&A

Q.斜視って?

A.両目の視線が同じ向きにならないことです。子どもの約3%にみられ、生まれつきのものもあれば、目や脳の病気から起こるものもあります。多くの場合、目の位置のずれや視力を調べる検査で診断できます。

 

Q.視力への影響は?

A.両目が交互にずれる場合あまり影響しませんが、片目だけがずれる場合はずれる側の視力が発達しにくくなり、生まれつきの場合は両目を同時に使う機能が発達しないことがあります。

 

Q.治療法は?

A.遠視が強い・左右の視力が違うなどの場合は、視力を矯正する眼鏡をかければ治ることが多いです。光を屈折させ見やすくするプリズムレンズの眼鏡で治す方法や、目薬で調節機能を弱めて目の位置を治す方法もあります。これらの方法で改善されなかったり目のずれが大きかったりする場合は、目の筋肉をずらしたり短くしたりする手術で動きを調節します。

 

斜視には自然に治るケースもありますが、お子さんの目に異変を感じた場合はまず近くの眼科専門医を受診しましょう。受診の際、目がずれているときの写真などがあれば持参すると参考になります。

(5月11日 朝日新聞)

5月13日 アレルギーとペット

スギ花粉の時期以外でも、目のかゆみを訴えて眼科を訪れる人は意外と多くいます。

ブタクサ、ヨモギなどの花粉のほか、ほこりも大きな原因になるからです。

ほこりは医学用語でハウスダスト。カビ、ダニとその死骸やフン、人や動物の毛・フケなどを指します。

特に最近は室内でペットを飼うケースが増え、ぜんそくを引き起こすこともあります。中でも猫の毛は細く、原因になり易いです。

 

動物好きには酷かもしれませんが、アレルギーの何よりの予防は原因を遠ざけること…。

飼うのをあきらめるか、ペットの居場所を限定して清潔さを保つことが大切です。

他にも、気密性の高い住居ではダニの繁殖しやすいカーペットをフローリングに替える。こまめに掃除し、定期的に寝具を干す。 …などなど部屋の環境改善を心がけましょう。

 

(5月10日 中日新聞)

5月13日 近視は「病気」

近視は目の病気なのでしょうか。

サバンナで狩猟生活を送る人々と違い、先進国においては近くを見ている事が多く遠方が見えなくても暮らしていけます。老眼になっても近視の人は近くが見えるのであまり不自由しませんし、近視は生活環境に即した進化の一過程ともとらえられます。

 

しかし、近視に伴う目の病気は少なくありません。

例えば「網膜剥離」。近視で眼球が大きいと、網膜も薄くなり剥離が起きやすいのです。

「緑内障」や、目の中心部の病気で高齢者に増えている「黄斑変性」なども、強度の近視がある場合若くても罹患率が上がります。

 

近視があると視力に関係する重篤な病気にかかるリスクが高まり、またコンタクトレンズを装用する場合においては角膜への障害を誘発しやすくなります。

これらの点からすると、近視も目の病気と言えるでしょう。

メガネをかければよく見える人も、40歳を過ぎたら眼科で検診を受ける事がお勧めです。

 

(4月26日 中日新聞)

5月6日 死亡事故も…視覚障害者が交通事故被害に

昨年1年間に全国で44人の視覚障害者が道路や駐車場を歩行中に交通事故の被害に遭ったことが21日、警察庁のまとめでわかった。3人が死亡、41人が重軽傷を負った。盲導犬を連れていた人も7人いた。

徳島市で昨年10月、マッサージ師の男性(当時50)がダンプカーにはねられ、一緒にいた盲導犬と共に死亡した。男性は市道から近くの資材置き場にバックで入ろうとしていたダンプに衝突されたとされる。ダンプはバック時に音声で注意喚起する装置が作動しない状態だった。警察庁はこの事故を受けて、初めて年間の状況をまとめた。対象は失明かそれに近い人だ。

事故があったのは群馬、東京、新潟、長野、大阪、兵庫、広島など27都道府県。3人が死亡し、12人が重傷、29人が軽傷を負った。事故の相手方は29人が乗用車、12人がトラックだった。自転車に衝突された人も3人おり、うち1人は重傷を負った。

事故の形態では、視覚障害者が道路脇や駐車場を歩いていたか、道路を横断していたケースが9割強に上った。また、車庫などからバックで道路に出てきた車両にはねられた例が3割を占めた。視覚障害者の大半は交通ルールを守っており、事故につながる過失がほとんどなかったという。

一方、事故に遭った人のうち32人は杖を使い、7人は盲導犬を連れていた。道路交通法は、視覚障害者が白か黄色の杖を持つか、盲導犬を連れて通行していた場合、運転者は一時停止か徐行をしなければならないと定めている。

警察庁の担当者は「運転者は杖か盲導犬の姿で視覚障害者の方だと瞬時に気づき、道路を安全に使えるよう十分に配慮してほしい」と話している。

(4月22日 朝日新聞)

 

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