10月22日 血糖値測定、コンタクトで
コンタクトレンズに搭載して血糖値を測定する超小型装置を、名古屋大の研究グループが開発した。
涙に含まれる糖分で発電し、採血せずに血糖値を把握できるほか、無線で測定データの送信もできる。今年度中に動物実験を開始し、実用化を目指す。
このグループが開発した装置は、縦1㍉、横2㍉、厚さ0.3㍉のもの。
測定データは送信先のスマホなどで血糖値に換算することを想定している。
厚生労働省の推計で、糖尿病が強く疑われる人は約1千万人。インスリン注射が必要な患者は、血糖測定のために指先に針を刺して採血するなどの必要がある。
糖尿病患者や患者予備軍の人たちが、自分で簡単に血糖値を把握できることが期待される。
(10月18日 朝日新聞)