5月28日 ゴールボール知っていますか?

この競技は視覚に障害のある選手が幅9メートルのゴールに向け、鈴の入った球を交互に投げて得点を競う。12分ハーフでチームの3人全員が視力で差がつかないようアイシェード(目隠し)をつける。

朝日新聞パラリンピック・スペシャルナビゲーターの香取慎吾さんが、パラリンピックの団体競技で日本が唯一金メダルに輝いたゴールボールを、天摩由貴主将と安室早姫選手と体験した。

音を聞き分け体をどう反応させるのか。それは体と顔を正面に向け、自分に対して音が来る方向が右か左か。それで軌道を見極める。

選手たちは想像力の大切さを強調した。「頭の中にはコート図があって足音などで3人の動きを想像し、鈴の音の鳴り方や強弱でボールの行方をイメージしています」

観客が拍手や声援を送れるのは、審判の笛が鳴って試合が止まった後。開催まで500日を切った。自国開催だからこそ、競技も応援の仕方も知っておきたい。

2019年4月26日 朝日新聞

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