10月2日 見えづらさが心身の不調へ

目がかすむ、ピントが合いにくい…。日常的に目の不調を感じている人は少なくありません。実はそれ、放っておくと体のあちこちに不調を招くかも知れないのです。

目にストレスがかかることで、自律神経のバランスが乱れ、頭痛、肩こり、吐き気が出るほか、内臓や精神面に影響したり、高齢者の場合は認知機能の低下を招いたりすることもあります。

 

「人の顔が見えにくいと話すのがおっくうになる。会話が少なくなると脳への刺激が減り、意欲や活動性が低下しやすくなる。」と梶田眼科(東京・港区)の梶田院長。

 

見えづらさの原因が老眼の場合は、できるだけ“早く”自分のライフスタイルに合った眼鏡をかけることが大切です。40歳を過ぎたら、症状がなくてもかかりつけの眼科を持ち、定期受診をすることをおすすめします。老眼は進んでいくので、定期的に検査して、必要ならあったものに替えましょう。

白内障が原因の場合は手術で改善される場合があります。

 

また、年齢を問わず、目の酷使によっても見えづらさは起きます。スマホの長時間使用は控え、蒸しタオルなどで目を温めると症状が和らぎます。

一時的な不調でも侮らずに対処し、日頃から目に気を配りましょう!

 

(9月29日 日経新聞)

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