9月5日 どうなる?「先進医療保障」での白内障手術

生命保険会社が売り出す「先進医療保障」で、白内障手術の支払いが急増している。

先進医療にあたる「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」では、実施自体が2016年7月からの1年間で約1万4千件と、5年前の3.5倍に上った。

 

高額の自己負担が必要になることもある先進医療。各社が月100~500円程度で保障する商品を販売しており、医療保険につける特約の形が多い。

医療機関側も、医療費負担が減るとして生命保険の利用を勧めるなどし、術件数が増えた。

 

白内障では多くの商品が加入後すぐの支払いを認めており、想定以上の支払い増を受けて白内障を保障から除外する保険会社も出てきている。

しかし先進医療の保障をうたっていながら例外をつくる対応には反発もあり、今後の動きが注目される。

 

(9月5日 朝日新聞)

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