2018.04.06
4月6日 網膜色素変性症って?
網膜色素変性症という病気をご存知ですか?
網膜の細胞が徐々に減っていく病気です。
遺伝子の異常が原因で、暗い場所で見えにくい症状から始まり、視野が狭くなる、視力が低下するなどの症状が現れます。
難病に指定され、効果が証明された薬はありません。飲み薬が処方されることがありますが、細胞の代謝改善などが目的で、その効果も確実とは言えません。今は治療法に乏しい病気ですが、世界中で研究が行われ、人口多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療や人口網膜の活用などの期待の持てる候補も出てきています。
強い光を浴びると良くないという学説もあり、外出時はサングラスなどの使用をお勧めします。
患者会の日本網膜色素変性症協会では、相談や講演を行っており、訓練や支援などの情報を得る事ができます。一人で不安を抱え込まずに、主治医や病院などのスタッフに相談してみてください。
(4月3日 中日新聞)
投稿日:2018年04月06日