2018.01.30
1月30日 世界の芸大、医学部と組む
国内外の芸術大学・学部が医学部やIT企業との共同研究に乗り出している。
映画監督のジョージ・ルーカスやロバート・ゼメキスらを輩出した南カルフォルニア大学の映画芸術学部では、アニメーションやゲームを学ぶ学科が、同大の医学部と共同で自閉症の子供向け人形「プラフ」を開発した。
子どもが人形で遊ぶと、その扱い方に応じてモニター画面に映るアニメーションのキャラクターの表情が変わる。
対人コミュニケーションの発達を促す効果があるという。
15年には玩具メーカーの人材が加わり、同人形を応用したぬいぐるみ「OCTOBO」の開発に着手。
ぬいぐるみの目の部分にタブレット端末を挿入して遊ぶ玩具で、子どもがぬいぐるみに触ると端末画面上に映る目が反応して表情が変わる。
今後は足が不自由な人のリハビリ用プログラムなどを共同で開発する計画だ。
(1月27日 日本経済新聞)
投稿日:2018年01月30日