2017.09.11
9月8日 「優性」「劣性」使いません
誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改定しました。
「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎませんが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすく、「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちです。
見直しの結果、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換えるようになるそうです。
他にも、バリエーションの訳語のひとつだった「変異」は「多様性」に。
色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」となりました。
(中日新聞 9月8日)
投稿日:2017年09月11日