2011.11.09
11月9日 ルテインで視界のゆがみを食い止める?
ものがゆがんで見えたり、視野の中心がぼやけたりすることはないですか?
もしかすると、失明のリスクが潜んでいるかもしれませんよ‥‥。
近年、視野の中心がぼやけたり、暗くなったり、歪んで見える
「加齢黄斑変性」という病気がとても増えているのです。
これは、目の網膜の中心にある黄斑に異常が起きて起こるもの。
まず、①網膜とその奥にある脈絡膜の間に老廃物が溜まる
②慢性炎症が続く
③脈絡膜の毛細血管から新しい血管が出て黄斑に異常を起こす。
‥という流れの「滲出型」というタイプが日本人には多いようです。
高齢化や食事の欧米化に伴って増えているこの病気、
50歳異常の約1%の割合で発症し、失明原因の4位となっているそう。
何か防ぐ手立てがないか、日々研究が進んでいるようです。
近年、効果が期待され注目を浴びているのが「ルテイン」です。
黄斑には緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一種であるルテインとゼアキサンチンが
多く存在し、これらが新生血管を生じさせるのを防ぐと考えられています。
ルテインはほうれん草などに含まれていますが、手軽にとるならサプリメントも効果的。
慶応義塾大学医学部では、「緑黄色野菜を含むバランスの良い食生活と禁煙。
外出するときは帽子と遮光眼鏡をかけたほうがよい」と
加齢黄斑変性の予防を呼び掛けています。
(日本経済新聞より抜粋)
投稿日:2011年11月09日