7月25日 アトピー性白内障

アトピー性皮膚炎は子どもに多く、一般的に成長につれて症状が軽くなりますが、成人でも顔の皮膚に強いかゆみが出て、目をこすったりする人もいます。

 

アトピー性皮膚炎に伴う目の疾患は、アレルギー性眼瞼炎や結膜炎だけでなく、治療が遅れると完全な失明に至る場合もあります。

 

その一つが白内障です。

アトピー性白内障は10代後半から始まり、20代で手術が必要になる例も多いです。

加齢に伴う白内障は進行が緩やかですが、アトピー性は数週間で急激に進行し視力が低下します。

 

手術は容易ではなく、術後目をこすることにより細菌感染を起こしたり、数年後に眼内レンズがずれて眼底に落下し、硝子体手術が必要になることもあります。

 

目のかゆみは点眼や内服薬で抑えることが望ましいです。早めの眼科受診をおすすめします。

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