7月21日 乱視ってなぁに?

目をカメラに例えると、角膜や水晶体がレンズ、網膜がフィルムの役割を果たしています。

目の中に入った光は、角膜や水晶体を通るときに屈折し、網膜上で像を結びます。

 

縦方向の光と、横方向の光の焦点が、網膜上に合わさっているのが「正視」。よく見える状態です。

「近視」は、光の焦点が網膜より手前で合っている状態。「遠視」は、網膜の後ろで合わさっている状態で、そのためにモノがはっきりと見えません。

 

では、「乱視」は?というと…。縦方向の光と横方向の光が、別々の場所で像を結んでいる状態です。角膜のゆがみや、水晶体の厚みを調節する力が弱まったりすることで、光の入り方が変わることが原因です。

 

メガネやコンタクトレンズで矯正するのが一般的ですが、レーザーで角膜のカーブを変える治療法や、白内障の手術をする際に眼内レンズで乱視矯正する治療法もあります。

 

また、「不正乱視」とよばれ、病気やけがで角膜が凸凹になり、どこにも像を結べなくなる乱視も存在します。この場合、角膜移植が必要になることもあります。

 

(7月15日 朝日新聞)

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