2017.02.27
2月27日 視覚障害者と美術鑑賞
目が不自由でも絵画や彫刻などを楽しみたいという人たちと、目が見える人が一緒に展覧会を回り、作品の形や色、感じたことなどを言葉にして対話しながら鑑賞する取り組みが、各地で続いている。
視覚障害を持つ参加者は、「皆の言葉で頭の中に絵を描くようにイメージを作っていく。途中でがらっと変わることもある。実際の作品を見られなくても、ライブ感がおもしろい」と話す。
目が見える人にとっても、作品を深く理解することにつながるとともに、「見ること」について考えさせられる刺激的な体験になっているようだ。
この活動は関東の二つの美術館を中心に行っていたが、他館からの依頼が増加し、全国の美術館約30館で、計100回以上実施された。
(2月20日 朝日新聞)
投稿日:2017年02月27日