2017.01.16
1月16日 iPS細胞で再び目に光?
理化学研究所の万代道子副プロジェクトリーダーらは、光を感じる視細胞をiPS細胞から育て、「網膜色素変性症」のモデルマウスに移植する実験で、光を感じられるようにすることに成功した。
視細胞が死滅していく難病、「網膜色素変性症」には有効な治療法がなく、視力低下や視野の狭まりが起きる。
実験では、視細胞を移植したモデルマウスのうち、4割が光を感知。
移植した視細胞と、マウスがもともと持つ網膜の神経細胞との間で情報をやり取りし、脳まで伝わっていたことがわかった。
失った“光を感じる機能”を、iPS細胞で回復できるというのが確認できたのは、これが初めてだという。
(1月11日 日経新聞)
投稿日:2017年01月16日