2016.11.09
11月9日 普及に期待!視覚障害者も囲碁
普及に期待!視覚障害者も囲碁
今月三日、名古屋盲学校で囲碁教室が開かれました。主催は日本視覚障害者囲碁協会の代表理事でアマ四段の、柿島光晴さん(東京都)。
視覚障害者の囲碁は東京や大阪では盛んに行われており、愛知県内での普及はこれからというところ。
この日初めて囲碁に触れる児童や生徒たちはみな、「面白い」と夢中。どんどん前かがみに。
碁盤は、30年以上前に考案された碁盤を全盲の柿島さんが3年前に改良したもの。
プラスチック製で、盤面にひかれた線の部分が出っ張っています。碁石の裏には溝があり、そこにはめ込んで対局。黒の碁石には突起があって、盤面を乱さずに手触りで状況把握できます。
「面白かった。またやりたい。」と話す生徒たち。
愛知県内には協力的なプロ棋士が在住するなど、環境は悪くないといいます。特製の囲碁盤なら、健常者とも対等に勝負が可能。普及が進み、ぜひ県内からプロ棋士が誕生して欲しいものですね。
(11月4日 中日新聞)
投稿日:2016年11月09日