12月11日 このポーズ、あなたへのSOS!?

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これは、「『白杖(はくじょう)SOSシグナル』普及啓発シンボルマーク」。

視覚障害のある人が周囲に助けを求めるポーズを岐阜市が図案化し、内閣府のホームページに掲載された。

この白杖を頭上五十センチ程度に掲げるポーズは、視覚障害のある人が道に迷った時などに、周囲に「SOS」と伝えるもの。口頭で叫ぶだけでは、雑踏の中で気づいてもらえない恐れもあるため、福岡県盲人協会が1977年に考案した。

しかし、浸透は十分とはいえない。実際には、点字ブロックの場所が分からなくなった時などに白杖を掲げても、素通りする人は多いという。

ポーズの意味を伝えるマークがないことに着目した岐阜市は、今年五月に視覚障害者団体の全国大会で発表し、視覚障害者の全国組織「日本盲人会連合(日盲連)」も利用促進を決めた。

市は県と協力して、マークを紹介するパンフレットとポスターも配布。マークは市に連絡すれば、印刷物などに自由に使えるようにもした。

マークが普及することで、思いやりの心が育つことを担当者は望んでいる。

 

(中日新聞 11月30日)

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