2015.11.09
11月9日 冬になっても流行続く!? 今年の「はやり目」は要注意!
「はやり目」と呼ばれる流行性角結膜炎の流行が例年よりも拡大していることが4日、国立感染症研究所の調査で分かった。
流行性角結膜炎はアデノウイルスの感染で起こる目の病気で、結膜の充血や涙、目やにが特徴。涙や目やにを介して感染し、特別な治療法はなく対症療法が中心となる。
例年であれば秋には患者が減るが、今年は勢いが衰えないまま患者が増える冬場に突入する恐れがあり、注意が必要だ。今季は過去5年以上大きな流行がなかったウイルスのタイプが主流であることが、患者数が増えた原因とみられている。
アデノウイルスは感染力が強く、かかった場合は学校保健安全法の規定で幼稚園から大学までの学校で出席停止となる。停止期間は感染を広げる恐れがなくなるまでで、7~10日間程度が多い。
さらに、今年は家庭内感染が多いとのこと。感染を防ぐため、タオルの共有はせず、手洗い、うがいを徹底することが大切だ。
(日経新聞 11月5日)
投稿日:2015年11月09日