11月9日 原因いろいろ。光が見えるわけ…

時々目の前に見えるギザギザした光、小さな斑点、黄色や紫のひし形…。目の病気かもと心配されたこと、ありませんか?

 

ピカッとした光など、実際にはないはずの光が見えるのは「光視症」。斑点やひし形が見えて、目を動かすと一緒に動くような症状を「飛蚊症」と呼びます。

これらの多くは老化現象の一つで、眼球を形成するゼリー状の硝子体が網膜から剥がれる事が原因です。この場合ほぼ治療の必要はありません。

ところが、硝子体がはがれる時に網膜を一緒に引っ張ると、出血や網膜剥離を起こして入院や手術が必要になるケースも存在します。症状がでたら眼科で検査してもらいましょう。

またギザギザした光が見えた直後に片頭痛を伴う場合は、脳梗塞や脳腫瘍など、脳に病気が隠れている可能性も。神経内科や脳外科で精密検査を受けるのをお勧めします。

 

このように、同じ症状でも考えられる原因はさまざま。少しでも異常を感じたらすぐに受診をしましょう!

                           (中日新聞 10月27日)

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