9月9日 増える4,50代、目安は医師と相談を!

加齢変化の一つで、80歳代ならほぼ全員に見られるという白内障。『白内障手術』はこれまで高齢者のためのものと考えられてきました。

ところが近年、4、50代の比較的若い人たちがより快適な見え方を求め手術に踏み切るケースが増えているようです。

今の白内障手術は技術進歩により体への負担が少ないことや、日帰りで受けられる医療機関も増えてきたことがその理由とみられますが、手術にはメリットとデメリットがあるためよく考えて選ぶよう注意が呼びかけられています。

 

例えば、「手術で老眼も近視も治る」というのはよくある誤解。術後の見え方に過度の期待を抱いたり、気軽に考え過ぎてしまったりする人ほど後で失望することも多いそう。

白内障にはケガやステロイド薬の使用などが関係して起こる「若年性白内障」も存在しますが、近年は加齢性の白内障が早いうちから進む場合が多く、糖尿病や高血圧、強い紫外線などが影響していると考えられています。

加齢性白内障は少しずつ進行するもの。普段の食生活改善や適度な運動、紫外線対策などは進行防止につながります。

中には早めの手術が必要な症例もありますが、自己判断せず「いつ治療を受けるか」の目安は定期的に医師と相談することが大切です。

 

生活改善や、リスクを知り自分に合った治療を受ける事で快適に過ごせるといいですね。

 

(日経新聞 8月22日)

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