2015.03.25
3月25日 国で花粉症対策、課題も…
今や国民病とも呼ばれる花粉症。花粉量を一般のスギと比較して1%以下に抑えた改良スギを普及させるべく、林野庁が本腰を入れたようです。
林野庁が新年度予算案に盛り込んだのは、従来のスギから改良苗木へ植え替える場合に支給される補助金。伐採、除去、植栽などの経費に対し国と都道府県が合わせて約7割を負担し、改良苗木の供給量を引き上げたい考えです。
花粉症対策の苗木は今までにも供給されてきましたが、その成長性に対する懸念や林業の低迷が逆風となり現在は全体の約1割にすぎません。林野庁は今後、苗木の成長性の高さを訴えるなど啓発活動にも力を入れるとしています。補助金制度に加え、林業現場での理解と協力を得られるかが鍵となりそうです。
(中日新聞 3月13日)
投稿日:2015年03月25日