6月13日 準備も順調!iPS細胞移植手術、実施は目前!

iPS細胞を使った目の難病患者を治療する世界初の臨床研究について、細胞の培養などの準備が順調に進んでいることが、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーによって明らかとなった。

この臨床研究は、先端医療センター病院(神戸市)などと共同で昨年8月から開始。患者の選定や皮膚細胞の採取などを進めてきた。

対象は失明する恐れがある「加齢黄斑変性」の患者。今後は安全だと確認したiPS細胞を、目の網膜細胞に成長させた後にシート状に加工し、移植に備える。
移植によって病気の進行を止めたり、物がゆがんで見える症状を改善できたりする可能性があると期待されている。

現在、選んだ患者6人のうち、最初の1人から皮膚細胞を採取してiPS細胞を作り、安全性などを確認中で、今夏にも移植手術を実施できる見通し。
今後の動きにも注目だ。

(日本経済新聞 6月5日)

 

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