4月19日 「国民の敵」に新治療

今や国内の4人に1人が発症していると推定される花粉症。
この「国民の敵」ともいえる花粉症に対し、新たな治療法として期待が高まっているのが「舌下免疫療法」だ。

<今までの治療>
抗ヒスタミン剤によって症状を一時的に和らげる対症療法が、花粉症の主な治療法だった。

<舌下免疫療法>
根治に向け、1日1回花粉のエキスを含んだ薬液を舌下に垂らし少しずつ量を増やして体質を変えるというもの。臨床試験で900人のうち8割に効果があったと報告されている。
今までも免疫療法は行われてきたが、注射による痛みなど患者側の負担が大きかった。
すでに今年1月、最も患者数の多いスギ花粉症に対しこの療法の新薬が承認され、早ければ10月に健康保険の対象となる見通しだ。

ただし治療期間は2年間。その間毎日欠かさず薬を服用する事が大切で、治療開始のタイミングや服用の仕方など治療の仕組みに対する患者側の十分な理解が必要だ。
また処方する医師も講習を受ける必要があるが、受講する医師は増えており来シーズンに向け注目は増している。

                           (4月10日 日経新聞)

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