11月18日 「色覚検査」任意で受けられます

色覚に他の人との違いがないかどうかを調べる色覚検査。2003年度から定期検診の必須項目から外され、ほとんどの小学校で一斉検査はされなくなりました。 

〈その背景は?〉
■色覚が違うといっても、色の組み合わせによっては見分けにくい事が有る程度で、生活に支障のない人が大半であること。
■かつて色覚に対する社会的偏見が大きく、検査が差別に繋がるのを考慮したこと。

…などがありました。
一方、色覚に気付く時期が遅れることで、進学や就職時のトラブルが起きる可能性も憂慮されています。

〈色覚と進路〉
■現在、進学も就職も色覚による制限はほとんどありませんが、航空、鉄道、防衛に関わる一部の学校や職業で、入学または採用の制限があります。
■上記の現状がある上で、色覚に違いがあることを高校段階でも気付いていない人たちがいる。という近年の調査結果も報告されています。

〈色覚検査の今〉
■色覚検査は希望すれば、今でも学校で任意検査を受ける事ができ、その場合はプライバシーに配慮し個別に行われるべきとされています。
■もちろん、学校で希望しない場合は眼科医に相談することができます。
早期に知ることで、教育上の配慮が必要かどうか等も医師のアドバイスを受けられるでしょう。まずはお気軽にご相談を。

 11月12日中日新聞

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