2月27日 暗闇で光が見える??“光視症”

<光視症(こうししょう)とは?>
実際に光はないのに、目を閉じたとき・暗闇などで光が点滅するように感じる症状のこと。

<原因は?>
眼球の大部分を占める、硝子体の老化が一番多い原因です。ゼリー状の硝子体が年齢と共に収縮し、網膜が引っ張られて電気信号が発生した結果、光として感じるのです。この場合、網膜に異常がなければ普通は徐々に光を感じなくなり、一週間~十日ぐらいで治ります。

<こんな可能性も…>
よく似た症状で、網膜に穴や裂けたところが見つかる場合も。この場合、「進行する」と判断されればレーザー治療を行い、その後も定期的な眼底検査が必要になります。網膜剥離となれば、手術が必要です。

高齢者、強度近視、頭部に衝撃を受けるスポーツ・仕事の経験がある人で、光視症や飛蚊症のある人は、特に注意が必要です。
症状を自覚したら自己判断で放置せず、すぐに眼科を受診しましょう。

(中日新聞 2月26日)

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