2013.01.22
1月22日 眼瞼けいれん、自覚症状はいろいろ
<眼瞼けいれん>
40歳以降に発症しやすく、女性に多い傾向がある。脳の一部の異常が原因といわれ、抗不安薬や睡眠薬の副作用で若い人に起こることも。
診断が難しいとされ、「目の疲れ」や「心の病」と誤診されることも少なくない。
<症状は?>
①運動障害
・ 指で目を開けなければならない時がある
・ 片目をつぶってしまう。
②感覚過敏
・ 屋内でもまぶしい
・ 常に目が乾く、しょぼしょぼする、痛い
・ 人混みで人やものにぶつかりやすい
③精神症状
・ よく眠れない
・ 不安や抑うつを感じる
このように、人によって現れる自覚症状はさまざま。
少しでも異常を感じたら、重症になる前に早めの受診を。
<治療法は?>
最も有効なのは、まぶたの筋肉にボツリヌス毒素を注射して、麻痺させる対症療法。重症なら、まぶたの皮膚や筋肉を切り取ったり、顔面の神経を切断する手術を行うこともある。
また、けいれんを誘発しやすい短い波長の光を遮る眼鏡や、まぶたを開けやすくするピンが付いた特殊な眼鏡もあるが、医師の処方箋が必要となる。
(朝日新聞 1月22日)
投稿日:2013年01月22日