2012.11.11
11月11日 小学生から増え始める?近視の原因
お子さんが学校の視力検査でB~D判定をもらい、眼科を受診したら、「近視」だと診断された。このように学生時代に遠くが見づらくなり、眼鏡をかける生活になった方も少なくないでしょう。
日本を含むアジア圏では、小学生から近視率が高まり、大人になると5割ほどが近視になるといわれています。
◆近視とは?
目の奥行きが長くなり、目の奥の「網膜」と呼ばれるフィルムの部分よりも手前で像を結んでしまい、ピントが合わなくなる状態です。
◆原因は?
目の形状によるもので、遺伝的要因が半分、環境的要因が半分と考えられます。
環境的要因⇒動物試験で、片方の目を見づらい状態にすると、その目は次第に
近視になることが確認されています。暗いところで、本を読んだり、
寝転がってテレビを見たりすることが目に悪いというのは、
理論的に正しいといえるのです。
◆近視になることは避けられる?
日々の生活で十分に注意をしていても、現代では近くの文字情報を見ることが必要不可欠であり、完全な予防をするのは難しいといえます。
近年では、レーザーを使ったレーシック治療で近視を治すことも可能と言われていますが、これには事前の詳細な検査や診断が重要です。
まずは眼科に相談してみましょう。
(日経新聞 11月11日)
投稿日:2012年11月11日