10月16日 ブラインドサッカー、ご存じですか?

アイマスクを着け、音が鳴るボールを蹴る競技「ブラインドサッカー」。
5人制サッカーで、ゴールキーパー以外は声のガイド「コーラー」の声を頼りに、フットサルと同じ広さのコートで戦う。

特徴は、視覚障害者と健常者が一緒にプレーできること。

横浜が拠点のチーム、「ブエンカンビオ」は11人の選手を抱え、うち8人が学生。
視覚障害者は、このチームの代表で日本代表選手でもある落合啓士さん(35)と女子学生の2人。

落合さんは、ブラインドサッカーならではの魅力をこう語る。
「ボールを一緒に蹴って、腹を割って話すこと」
見えない分だけコミュニケーションが重要。伝え合うことで人と人との距離が近くなり、チームは強くなる。
「息がぴったり合って、ゴールを決めたときは最高の喜び」であるようだ。

チームの目標は、全国優勝。
「強くて魅力的なチームになれば、地域への発信力が増す」
と、落合さんは、ブラインドサッカーの体験会を開くことで視覚障害者と健常者との心理的な壁がどんどん下がることを望む。

(中日新聞 10月16日)

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