2012.09.11
9月11日 まぶたのけいれんが治らない!?
【「眼瞼けいれん」とは――?】
まぶたの筋肉がピクピクけいれんする病気。悪化するとほおが引きつり、目や口が開けられなくなることも。40代~50代の女性に多い。
【原因は何か――?】
顔の筋肉に関わる神経が血管に圧迫され、異常な電気信号を出している。もしくは、まれに脳内の腫瘍や炎症が引き起こしていることも。
【治療法にはどんなものがあるか――?】
経度なら経過観察。気になるようであれば抗うつ剤や精神安定剤を試す(※)高血圧なら血圧を下げることも。薬が効きづらく、症状がひどい場合はボトックス注射を。
(※)不安がけいれんを増長させていたり、症状を過大に受け止めていたりするから。
【「ボトックス」とは――?】
筋肉そのものの動きをまひさせる薬。8割の人に効果あり。ただし、効果は3ヶ月程度。打つ場所を誤ったり、薬剤が重力で下にたれると別の筋肉をまひさせてしまうことも。
【ボトックスが効かない場合は――?】
効きにくい体質かもしれない。上まぶたが落ちてくる重力筋無力症など別の病気が併発していることも。こちらは特効薬があり、簡単に診断できる。
(9月11日朝日新聞)
投稿日:2012年09月11日