2012.07.31
7月31日 子供でも発症する!?緑内障
――緑内障は年配の方だけの病気ではありません。
診断結果が出てから慌てないように、あらかじめ知識をつけておきましょう。
「緑内障はどんな病気?」
眼球の中には液体が常に流れています。この水の出口にあるフィルターがつまると、目に水が溜まって眼圧が高くなります。そして視神経を圧迫し、視野が狭くなったり最悪の場合、失明したりするのです。
「子供でも発症するのか」
中高年に多く、40歳以上では20人に一人の割合で発症することが分かっています。しかし、まれに子供でも発症します。フィルター部分の発育に異常があることが原因です。
「治療法はどんなものがあるか」
眼圧を下げるための点眼薬をずっと続けることになります。点眼薬で眼圧が下がらなければ、飲み薬を追加したりレーザーで詰まった部分を広げる治療や手術を検討します。
☆一度視野が欠けてしまうと、回復はのぞめないので注意しましょう。症状の変化は自分では気づきにくいため、眼圧の検査は最低でも一カ月に一回、視野検査は半年に一度は受けて、病気が進んでいないか確認しましょう。
朝日新聞(7月31日)
投稿日:2012年07月31日