2019.10.8 スカーレットの旅
『おっさんずラブ』&『阪急電車』つながりで、NHKの朝ドラ『スカーレット』を見始めました。
戦後、女性陶芸家として奮闘するヒロイン・川原貴美子の波乱万丈の人生物語(らしい)。
10月&11月の休診日は、学校医の仕事が多くなり、ほとんど予定が入っているのですが、一日だけフリーの日が。
それなら、一人でどっか行きたい!
ならば…と、ドラマの舞台の『信楽』へ。
『信楽』(甲賀市)は滋賀県の南端。
数年前、一度訪れたことがあります。
緑区医師会同好会の『お泊り遠征コンペ』が信楽の『タラオカントリー』
日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が開催されたこともあって、かなり難しいコース(というか散々)でした。
この時は、町中を観光する予定も時間もなく(ゴルフ目的なのだから当たり前ですが)…。
さて、朝食後出発し夕食までに帰ってくる計画。
今回は、あえて新幹線を使わずに行くことに。
関西本線初乗車したい!
関西本線から草津線、信楽鉄道にて終点『信楽』へ。
東海道線と違い、乗客も少なく、どんどん田畑や山が見えてくる車窓は全然飽きません。
乗り換えでワンマン列車になり、長いトンネルを越えたり、山々に警笛が響いたり…
信楽鉄道は、『スカーレット』を大々的にアピールするラッピング列車。
『信楽』駅では、狸たちがお出迎えしてくれますが、小さな小さな駅でした。
平日なのか、ドラマがまだ始まって間もないからなのか、人は少ない。
駅員さんに地図をもらい、お勧めを聞くと『窯元散策路』コースとのこと。
ゆっくり歩いて買い物もして2時間くらいとのこと。
途中コンビニでお昼を買いがてら、お店の人に、窯元散策路以外のお勧めも聞いてみます。
『一人で来てます。1.5倍速で歩けます。走れます。時間は3時間くらいあります』と状況を説明。
『陶芸の森も行けるんちゃう?片道1.2キロで坂やけど』女性店員1(滋賀は関西弁)
『そうやな~。両方行けるんちゃう?散策は途中で帰ってもいいし』女性店員2
勧められるまま、陶芸の森へ。
陶芸館と産業展示館があります。
信楽焼の歴史や特徴が分かります。
残念ながら、『ほう、ほう』と言う程度の感性と知識しかありませんでしたが。
窯元散策路は、窯元が点在しているお散歩コースです。
古い窯の跡?や煙突?みたいなものに出会います。
ただ、平日なのか、すれ違う人もなく、ただ歩いてきた…という感じ。
狸はびっくりするほどそこら中に置いてあり、その迫力たるや…です
『スカーレット』は『緋色』とも言い、緋色の片口酒器には、魅かれてしまいました。
緋色の陶器は、釉薬を施さず、薪を原料とする窯で焼成する元来の信楽焼なのだそうです。
だからこそ、お値段も他よりぐっとします。
(オプトスみたいに)『絶対欲しい』とならず見送りました。
さて、帰路。
亀山でのホームで、スーツ姿の若い男性に声をかけられました。
『名古屋行きますか?』(生粋の日本語ではない)
『行きますよ、私も名古屋に帰るので一緒に行きましょう』
『どちらの国から?』
『ベトナムです』
大学を卒業し来日。
仕事で今日初めて亀山に来たそう。
向かい合わせに座り、名古屋まで日本語でおしゃべり。
『面接の結果、Line(ライン)します!』
こういう出会いも、一人旅ならではのこと。
大半を電車乗りで過ごした旅でしたが、楽しい一日でした。
当日分の録画を見て、明日のスカーレットに備えます。
こちらもご覧ください
→阪急電車