2019.6.25 阪急電車 続き
阪急今津線:『宝塚』→『宝塚南口』→『逆瀬川』→『小林』→『仁川』→『甲東園』→『門戸厄神』→『西宮北口』(以下映画では省略:→『阪急国道』→『今津』)
『小林(おばやし)』の次は『仁川(にかわ)』です。
仁川の駅で、ふぇんふぇん泣いている幼稚園児の孫・亜美(芦田愛菜))に、祖母・時江(宮本信子)は『泣くのはいい。でも、自分の涙は自分で止めれる女になりなさい』と言います。
自分で意思決定のできる女性になるように、全女性へのメッセージと自身は受け取っています。
ここでも、映画から脱線。
阪神競馬場の駅としても有名なので、競馬場に向かいます。
『桜花賞』・『宝塚記念』を見に行ったことがある長男からは、『平日は月曜の払戻日しか開いてない』と聞いていましたが、息子との話題の共有になれば…と、てくてく。
門まで行って引き返しです。
競馬開催日は、駅の改札から競馬場まで地下道で繋がっていますが、平日は改札(15機中9機)も地下道も閉鎖されています。
開催日、すごい人の波なんだろうな~
『仁川』の次は『甲東園(こうとうえん)』
映画では、関西学院大学の入り口として出てきます。
丁度バスが来たので乗車。
かなりくねくねの坂道の頂上に大学はあります。
正門の先には、クラシカルな白い壁と赤い瓦屋根の時計台。
息子たちと同年代の若者に混じって、キャンパスを歩くオバサン(院長)は、きっと子供の受験の下見に来た母親に映っていたでしょう。
こんな、キャンパスで勉強できるって素敵♪
博物館は誰でも入れるので『アンデスの布』展を観覧。
バスで『甲東園』に戻る(帰りは下りなのであっという間)と、次は『門戸厄神(もんどやくじん)』です。
大学生・ミサ(戸田恵梨香)が、ママ友に軽く見られている主婦・康江(南果歩)に『価値観の違う相手とは、辛いと思えるうちに離れておいた方がええねん。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから』
ホームのベンチで語り掛けます。
駅から歩いて10分ほどの門戸厄神へ厄除け祈願に。
お寺までの坂道に、ニンジン入りリュックは応えました(安さ以上に運搬の手間暇が…)。
次の『西宮北口』で最終。
『西宮北口』は、『梅田』へも(神戸)『三宮』へも直通なので、かなり大きな駅です。
にもかかわらず、ホームからの降り口にツバメの巣を見つけ、ほんわか優しい気分に。
『宝塚』→『西宮北口』はそのまま乗車すれば、所要時間15分ですが、今回、各駅停車で要した時間は約5時間!
『西宮北口』から『梅田』へ戻ります。
既に16000歩強歩いていました。
おやつの時間も過ぎ、お腹はペコペコ。
ケーキよりもガツン!と行きたい。
551蓬莱に決定。
あえて豚まんではなく、海鮮麺と炒飯・焼売を頼み、『阪急今津線制覇やで~。おめでとう!』(それがどーした!とすち子(吉本新喜劇)風に自分で突っ込み)
生ビールが美味しい!!!(周囲も似たような人が多くて気になりません)
関学大生・美帆(谷村美月)が、車内で初めて会った同級生・圭一(勝地涼)に言います。
『知らないんものとか、珍しいもん見つけると嬉しくないですか?何か得した気になるし』(激しく同意)
各駅で数々の場面を思い出し、自分なりの新しいものも見つけられた小さな旅でした。
『阪急電車』(原作・映画・電車とも)お勧めです。