2018.4.3 くしゃみは怖い
20度を超す陽気。
桜も満開が過ぎ、はらはら散り始めています。
スギ花粉もピーク。
連日花粉予想は『非常に多い』
『少し落ち着いていたのに、また痒くなった』
『暖かくなって急に痒くなった』
という患者さんたちが増加。
眼科なので、『アレルギー性結膜炎』の病名がつきますが、ほぼスギ花粉症の一症状。
院内でも『くしゅん』『へ~っ、クション』が聞こえます。
かくいう院長も、スギアレルギーなので、時々患者さんの入室とともに鼻がムズムズすることも。
花粉症の症状として、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに、目のかゆみ・目やに・涙目などがあります。
どれも、嫌な症状ではありますが、運転中、一番危険をはらんでいるのは、くしゃみでは?
くしゃみは、鼻に入ったほこりやウイルスなどの異物を排出しようとする正常な防衛反応です。
目に何か入ったときに、涙がたくさん出るのも同じ、防衛反応です。
どちらも共通するのは、一瞬、目をつむってしまうこと。
花粉の時期、運転中のくしゃみは、かなり多いはず。
くしゃみで目を閉じた瞬間も、車は動いています。
連続すれば数秒間前方を注視していない状態に。
片手ハンドルだと、更に、ハンドル操作を誤る恐れもあります。
大きなくしゃみも、連発くしゃみも予測できないことが多いので厄介です。
実際に、花粉症で運転していた女性が、突然のくしゃみで、ハンドル操作を誤り、死亡事故を起こした事例があります。
運転時、車内に花粉を持ち込まないよう、衣服を払って乗り込みましょう。
エアコンは内気循環モードにして、外気を車内に取り込まないこともポイントです。
くしゃみの予測はできませんが、車内の環境には注意を払いたいものです。
花粉ピークのある日、家人と車で外出。
くしゃみのたびに、ヒヤッとします。
『運転代わろうか?』
『助手席に座るより、自分で運転した方がまし』
妻が運転する横では、自律神経まで影響を及ぼすそう。
信号待ちの度に鼻をかむ家人。
柔らかティッシュを差し出し、かんだティッシュはレジ袋に入れて…と、けなげな妻役に徹した院長でした。
車内環境整備に努めました!
※後日、日経新聞で類似の内容が掲載されました。目に効くニュースにアップしましたのでご覧ください。