2020.2.4 本の断捨離
思い立ち、本の整理をすることにしました。
昨年のある一件を機に、書店に行けば本を買う習慣(意欲)が減退。
しかし、昔読んだ外国文学&文豪推理小説を旅のお伴としたところ…意外に頁は進み、『そうだったのね~なるほどね~』という新しい発見も出来たのでした。
数巻ある外国文学の続きは、なかなか進まないのですが、以前読んだ時よりは、難解ではなくなっているよう(2回目だから?)。
昔、息子が入院中のベッドサイドで集中して読み切った本、学会出張時の往復で読み切った本など、どれも集中力MAXだった頃の思い出の本達です。
『本は10冊同時に読め』の本をお手本に、併読もしてかなりの読書をした頃。
しかし、45歳を過ぎたあたりから、目の疲れ(老眼)や集中力の低下、身近なスマホに手が伸びてしまい、読書量が減っているのを実感します。
約10年前にリフォームしたときに、ずいぶん本は手放したのですが、それでも残した本と新たな本で増加の一途。
いつか読むかも!?はないのだと、思うこの頃。
今以上に、集中力が上がり、視力が良くなり…なんてことはないはず。
『絶対に再読する(つもり)』の決意があるかどうかで、断捨離開始。
30~40代前半に購入したジャンルで多いのは、自己啓発書。
理想に燃えつつも、現実に直面し、昔流行った『自分探し』をしていた時代。
取り入れる部分もたくさんあり、メモ書きしたり付箋を貼ったりしたけれど、今はもう必要なし。
『自分は自分』としての割り切りと、『自分の強み』に目を向ける自己肯定感で生活すればいいと思えるように(欠点には目をつむる勇気も)。
あの頃の自分には想像もつかなかった…
古典の名著だけ残して処分。
新書は気軽にどんどん買っていましたが、トレンドがある中で、残しておきたいものはほぼゼロに。
ノンフィクションもその時々の真実の追及に衝撃を受けましたが、それを思い出に、処分。
小説は、今も好きな作家作品、残しておきたい同じジャンル以外の作品は処分。
娯楽的な小説は、その時の話題性はあっても、さようなら~
古典・近代の本は、なかなか処分できません。
だからこそ、名著なのね。
私(院長)の一部を作った本達。
かなりかなりスリム化するには、時には苦渋の決断も。
処分することになった本の山々。
さて、どうしようか…
さすがに廃品回収に出すのは忍びない。
古本屋に持っていくのも…かなりの重労働。
そんな折、知ったのは…
古本買取業者から箱が送られてきて、古本を入れて送り返すと査定。
その査定額を、そのまま、ある団体に寄付できるシステム。
早速、送られてきた段ボールに本を詰め込み、返送しました。
すっきりとした書棚。
といっても、ゆうに800冊は残っているけれど…
また新しい本も買うだろうし…
もう一度読みたいジャンルも。
人生後半、本棚の本を完・再読できるよう、スロースピードですが、少々アクセル踏み込みます。