2024.4.16 見つけてくれて
お花見日和。
自家産生乳を使用したアイスは農業センター名物ですが、リニューアルと行楽日が重なり長蛇の列。
せっかく久しぶりに来たのだからと並びます。
親子連れ、三代ファミリー、カップルなどなど。
子供たちが小さい時はよく来たものです。
お弁当やおやつをもってピクニック気分で。
歩いて遠足気分で。
大きなガラス瓶の大好きな蜂蜜を手に持って帰ると言った次男。
園外に出た途端落下。
当然、瓶は割れ、蜂蜜は地面に溢出。
あの時、かなり叱った母(院長)の胸は痛い…(本人は忘れていた)
ツバメの雛が落下し、センターの獣医さんのところに連れて行ってと懇願。
雛は助からず大泣きした長男は、昨年(とっくに成人になっている)も落下雛を介抱し成鳥にさせました。
大きくなっても『アイス食べに行かない?』と言うと付き合ってくれた三男。
お気に入りの三男&アイスの写真が何枚か(親バカ)。
色々農業センターとの関わりが思い出されます。
回想だけでは、アイス売り場まで時間が持ちません。
約40分待ってやっとゲット。
ミルク味は毎度、苺をプラス。
牛を見ながら食べようか…鶏舎に行こうか…
どこかから『こうちゃん!こうちゃん!』
ん?現在『こうちゃん』と呼ぶ人はそんなに居ません。
誰?きょろきょろ。
『は~い!こうちゃん!』
『Cさん!?』
『さっきからずっと呼んでたんだけど…』
『わ~!すごくお久しぶり!お元気でした?』
Cさんは大学の先輩。
『ゆっくり話したいね~』
『そうですね~(早速スマホを確認)、〇月〇日いかがですか?』
『待って(確認)。OK。いいよ~』
『では〇日〇時に○○で。詳細はまた連絡します』
お互い連れがあったので、再会を約束してお別れ。
こんな偶然、ある?
〇月〇日Cさんと再会。
大学生の頃は密度の高い付き合いでも、就職や結婚・子育てに入りだんだん疎遠に。
最後に会って話したのは、英語論文の誤字脱字を確認してもらった日、お昼のテレビで大惨事が流れたので日付まで鮮明です。
思い出話から始まり近況までをダイジェストに。
下宿でハーシーのkissチョコ(田舎者には珍しかった)にびっくりした話。
『そうだったかな~』Cさん。
『アパートにケーキ持ってきてその場で生クリーム泡立てて飾ってくれたの、覚えてる。嬉しかった』
『そうでした~?』私。
確かに、若い頃はお菓子作りにはまっていました。
自身の結婚式も手製のウエディングケーキを持ち込んだし(今なら絶対しないけど)。
そんなお互いの記憶違い、もしくはどちらかが忘れているエピソードがいくつか。
自分は記憶力が良い方だと思っていましたが、結構、記憶とは曖昧なもの。
でも相手の良い記憶としてのエピソードを聞くことは、とても幸福感に満たされ、さらに自分の記憶に上書きされます。
成人した子供たち・老親の現況にくると、随分月日が経ったことに気づかされます。
少し落ち着いた今だからこそ、見つけて声を掛けてくれたのかな~
そしてすぐランチ成立したのかな~
随分な大人(院長)になって、若い時のように、何でも誰かに話す・話したいということはなくなりました。
話す内容。誰に話すか。何のために話すか。そして話すタイミングや間隔。
あの頃は、何も考えずに、相談したり聞き役になったり。
Cさんとの縁が切れずに繋がってはいたものの、再会するきっかけは、Cさんが『見つけて声かけてくれてありがとう』です。
Cさん元々視力良いしね~
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