2024.10.1 日本緑内障学会
人間、リアルでないと実感がわかないし、有難みも減ります。
どんなことも時間とお金をかけて行くからこその価値はある!
自分の年齢を考えると、実体験を増やして意識して自身に刺激を与えないと!
ということで、積極的に学会現地参加し勉強することにしている院長です。
今回の緑内障学会は姫路で開催。
行ったからには、前席で聴きたい講演は全て聴くがモットー。
会場の臨場感は、現場でこそ。
今回は、特に手術に力を入れて聴きました。
緑内障治療はまず点眼→レーザー→手術(点眼→手術のことも)です。
一生点眼治療のみで…が理想ですが、病状により異なります。
緑内障の2大手術(アプローチ)は、院長が研修医の頃に確立されました。。
緑内障治療黎明期の時代、緑内障専門の医局に在籍したことで、当時の新手術をたくさん勉強させてもらいました。
当院では手術をしませんが、患者さんを手術目的で紹介するときに、術式を思い浮かべることはします。
2大手術は、更に派生し、より簡便な手技・より侵襲の少ない手技・軽症例への手技・最重症例への手技など、どんどん新しい方法や技術が開発されています。
新しい術式により奏功した症例報告が多く発表されると、しばらくすると合併症の報告も発表されます。
どんな手術もメリットもあればデメリットもあります。
検証を繰り返して、患者さんにとって最善の術式が選ばれます。
既に2年前に解禁になった術式も、大いに議題に上がっていました。
今は、手術のビデオも見られるので、本当に勉強になりました。
先日の某学会で知り合ったA先生とも再会。
たまたま挨拶がご縁で、約3時間も話し込んでしまった2人。
一回り上のとてもバイタリティー溢れる女医さんです。
その際に、新しい視野計(アイモ)の話になりました。
既に世界標準型の視野計(ハンフリー)が2台ある当院。
導入するか迷っていたのですが、A先生の実際の使用経験(その後学会発表も)に推されて決断。
アイモ(imo vifa)は、両眼開放なのに片眼ずつの視野検査が出来ると言う画期的な視野計です。
通常は、検査しない眼を遮蔽します。
また、厳密な明るさの暗室で検査をしないといけません。
顎台にしっかり顎を固定させないといけません。
また、初期モデルよりかなり改善されたとはいえ時間を要します。
これらのお悩みを改善・解決したのがアイモです。
実際、患者さん(特に高齢者)には好評で『すごく楽だった』『視野検査が憂鬱でなくなった』などの評価をいただいています。
A先生と出会い親交を深めることになったのも学会が縁。
公私とも人生の先輩からもらうエネルギーは刺激過ぎる~
院長(私)まだまだひよっ子です。
姫路は穴子料理が有名だそう。
穴子料理専門店へ。
穴子の刺身・白焼き・かば焼き・だし焼き・ひつまむしなどなど穴子尽くし。
ふだんは鰻派の院長(名古屋は穴子より鰻)は、初めて穴子を堪能しました。
遠くに姫路城がライトアップされてとても幻想的。
気分良くなって、レジ横のお土産用焼き穴子も購入。
息子たちが帰省した時の肴に出そうっと。
ホテルに戻り、先ほどのお土産の穴子のパッケージの裏を何気なく見たら…
’穴子:ベトナム製…’
しかも、製造地は愛媛県の表示が…
『えっ!?名物の穴子って国産(兵庫産)じゃなかったの?』
一気に酔いがさめた院長。
私達は地場産を食べたのか?
レジ横のお土産、買わなければ考えることもなかった…
世界穴子産地問題?は、お土産でなく宿題です。