2022.11.1  鉄道応援!ワイン応援!

目洗いの湯の帰り。 →前回の記事はこちら

今回は、もう一つの目玉『ワインバレー列車』に乗ります。

長野電鉄の企画列車『特急ゆけむり~のんびり号』は湯田中駅から長野駅までを約1時間半かけて走ります。

ワインとお弁当を食べながら車窓を楽しむ列車です。

 

最近は各地で企画列車が走っていますが、院長も、念願の初乗車となります。

長野電鉄は、以前にも乗車歴がありますが、なかなかユニークな鉄道・駅です。

今回乗る『特急ゆけむり』、見たことある車両です。

小田急ロマンスカーを譲り受けたものだそう、なるほど。

中央の列車車両が地方鉄道で使われているのを見るのも楽しい。

 

コンパートメントには、お弁当が用意されています。

そしてグラスは一人2個。

地元ワイナリー各社のワインの紹介付きです。

 

この列車は、カウンターにグラスを持っていけば、好きなワインを好きなだけ飲めるというシステムです。

飲めない・飲まない人用には、巨峰ジュースもあります。

列車が走り出すと、乗客はワインカウンターへ。

 

院長もワイン好きなので、まずは軽めの白を。

お弁当のふたを開けると、信州鶏のハムから始まってお品書きがずらり。

駅前の閉まっていた食堂?みたいな所で作っているようですが、デパ地下に置いたらヒットすること間違いなし!のグレード。

別の白をもう一杯。

おいしい食事にさらにワインが進みます。

院長は、毎晩『お疲れ様1杯』というルールで飲んでいます。

本日はルール解禁なり。

 

ワイン(赤>白)はポリフェノールを多く含んでいます。

ポリフェノールの一種のアントシアニンは、青紫の天然色素で、植物を有害な紫外線から守る働きをしています。

強い抗酸化作用を持ち、目(白内障・加齢性黄斑変性症)や身体の老化防止に欠かせない栄養素と考えられています。

ポリフェノールは、体内で作ることが出来ません。

食事やサプリメントで摂取することが必要です(眼用サプリは眼科で取り扱いあります)。

特に、加齢とともに抗酸化物質の量も減っていくので、院長含めオバサン・オジサン世代は意識して摂らないと…

 

列車は見どころで速度を緩めます。

アナウンスに聞き入ります。

駅員さんが、お土産グッズを大きなかごに入れて回ってきます。

おやきやエリンギ握りずし・栗ようかんにビール、長電オリジナルグッズなど。

駅員お兄さんのアタックと長電(長野電鉄)応援魂もあり、1種類ずつ買い求めます。

 

しばらくすると小布施駅に。

ここは栗が有名です。

停車時間が長くとってあり、ホームに並んでいる栗やぶどう・梨などを買ってしまいます。

買ったものを持って乗り込むと、またまた駅員さんたちが『たくさん買っていただきありがとうございます!』

『長電だけでなく、地域振興にもなります』と言われれば、『買ってよかった、また買おう』と思うもの。

 

さっぱりした白から始まり、すっきり辛めの白。

軽くて柔らかい赤から、どっしりした赤。

ワイナリー・ワインによって、それぞれ個性があります。

美味しいごはんとご当地ワイン。

ルール解禁どころか、1週間分のワインを1時間半で。

 

かなりいい気分になって長野駅に降りた院長。

駅で、地元の野菜(卵やパン・豆などもあり)を買うことは忘れずに。

最後まで、長電応援。

 

その後1週間、禁酒したのは言うまでもありません。

もっとも、飲む気になれませんでしたが。

 

ポリフェノールは毎日少しずつ摂取がお勧めです(反省)。

 

詳しくはこちら

サプリメント

活性酸素と抗酸化物質

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2022.10.25 目の日に目洗い

10月10日は目の日です。

日本眼科医会では、毎年、目の啓発運動に取り組んでいます(院内ポスター多数貼付)。

院長も目新しいものを見つけに出かけてきました。

 

今回は、長野県・渋温泉に。

開湯1350年の古い歴史のある温泉です。

9つの外湯をめぐります。

元々外湯は、地域の共同浴場です。

組ごとの浴場があり、使用住民で維持・管理をしています。

宿泊客は『一泊住民』として、9つの浴場を使用できる鍵を借りられます。

扉の上側は組員用の鍵穴、下側は一泊住民用の鍵穴です。

 

巡浴祈願の手ぬぐいを手に出発。

レトロな温泉街に、9つの外湯が点在しています。

石畳の続く温泉街。

浴衣と下駄で歩くと、オバサン(院長)も、ロケ先のモデルのような錯覚に(自己陶酔)。

 

まずは初湯から。

1番目なので初湯。

胃腸に良く効く湯。

4~5人は入れるお風呂には、黄土色のお湯が。

どの湯も源泉からそのままの引湯なので、お湯ごとに違いがあります。

温度が高いので水で薄めるようにと表示。

やや熱いものの浸かれる許容範囲内。

1番湯達成、手ぬぐいにスタンプを押します。

 

気をよくして、2番湯へ。

湿疹に効く湯。

浸かろうと、足を突っ込んでみると…

若かったら『ギャーッ!』と悲鳴を上げたほど(オバサンなので、そこは冷静に)。

激熱!

水を入れようが、ちっとも適温にならず、足先だけ浸かって退散。

1番湯は誰かが薄めた後だったのでしょう。

(各浴場には、湯が熱いので火傷に注意の表示が)

 

3番湯は、綿の湯。

切創や皮膚病に効果あり。

白い湯花が綿を想像させるそう。

 

4番湯は竹の湯。

慢性痛風に効果あり。

 

5番湯は松の湯。

神経痛や病気の回復効果あり。

 

観光客は、浴衣を脱いで、ドボン(熱くなければ)と浸かっているだけなので、すぐわかります。

マイ桶に石鹼・シャンプー・リンスを持って入って来る人は、地元の人です。

5番湯の扉を開けたとき、出てきた母娘。

『娘と一緒に薄めといたから、無茶苦茶いい湯になってるよ。今、最高の湯だよ!』

『ありがとうございま~す』ひとり最高のお風呂で極楽極楽、感謝感謝。

 

6番湯は目洗いの湯。

これぞ、今回の旅の目的・目玉です。

今まで、眼病平癒の寺社を訪ねた院長ですが、温泉は初めて!

名前の通り、昔は、このお湯で目を洗って眼病を治したとのこと。

眼病に効果あり。

今まで訪問した寺社もそうですが、昔は、感染症(細菌やウイルスによる病気)が多く、抗生物質などないので、『洗い流す』ことが唯一出来た治療?だったのでしょう。

上水道もなく井戸水(もしくは川水・池水)の時代、水も清潔ではなかったはずです。

より、微生物の少ない水やお湯が出る場所が、眼病平癒の御利益があるとされたのでしょう。

現代では、清潔な水道水でも、目は洗わないほうがいい(眼科医の常識です)と、眼科医は言います。

涙液層を洗い流してしまうので、目を洗いたいときは人工涙液を勧めます。

もちろん、何か異物や薬液などが入った時は、まず大量の水で洗い流しましょう。

 

7番湯は七操の湯。

外傷性の障害や病気の回復期に効果あり。

 

8番湯は神明滝の湯。

婦人病に効果あり、子宝の湯とも。

 

9番湯は大湯。

万病に効き、9湯めぐりの総仕上げです。

結願を込めて入浴することがポイント。

 

目の日に、目新しい『目洗いの湯』で、目のことを考える眼科医です。

 

 

こちらもご覧ください

初めての御朱印

身代わりどじょう

目の霊山

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医者も祈願する!?

 

 

 

 

 

 

 

 

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