2021.1.5 当たり!当たる!?
『長谷川さん、お待ちしていました!』
年末、ジムの受付で検温してもらう際、スタッフのお兄さんの言葉。
『ん?何かありました?』
『当たりましたよ!クリスマスプレゼント!』
12月に入り、ジムではクリスマス抽選会と称し、①~⑥までの景品の中から、希望の品を書いて応募箱に入れることができました。
マッサージボールとか腹筋ローラーとかプロテインとか…筋トレ関連用品です。
当たるわけないけど…と思いつつも応募する院長(私)。
景品番号①のバランスボール。
何と当選。
『おめでとうございまーす』(もう一人のスタッフと一緒に拍手あり)
その場で開けてみると『あれ?思ったより小さい』
景品の名前は、①ミニバランスボールでした。
ミニだったのね~ミニを見落としていた。
でも、『当たった』のはすごい!
小学生の時に、懸賞でミロ(麦芽飲料)のピクニックシートが『当たった』以来の快挙です。
嬉しいクリスマスプレゼントに、2020年他に『当たった』ことを思い返してみると…
当たっていました!
自動車に。
昨年のお出かけは、自転車で近場散策程度。
ある日、車の進行と逆方向に歩道を自転車で走っていたら…
向かって右側の細い道から車が左折しようと出てきました。
私のこと見えてるよね?と思い、進むと、車も出てきて、自転車ごと左側に転倒寸前に。
幸い自転車を支えた足は少々痛かったものの、体に異常はなく、その足で自転車の修理に向かったのでした。
前輪・ペダル取り換えと、思った以上に愛車(自転車)はダメージを受けていましたが。
この『当たり』で学んだことは、車は自分(自転車・歩行者)を見ていないものと思うこと。
弱者を優先というものの、事故に遭わないに越したことはないので、相手(自動車)に期待しないで自分が細心の注意を払うこと。
人間関係にも当てはまるような…
他に当たりがあったか…と考えているうちに、『当たる』ひとには結構当たっているという事実。
眼に何かが当たったひと(患者さん)が来院されます。
学生で多いのは、体育や部活でのボールが当たった・授業や休憩時間にひとの手や足・文房具などが当たった。
最近はめっきり減りましたが、若者(時におじさん)のけんか、夫の手が当たった(というより殴られた)。
寝ながらスマホを上にあげて見ていたら、手が滑って目に当たった患者さんは、増えてきています(寝たばこならぬ寝スマホ注意)。
どんなもの(大きさや形状)がどのくらいの距離でどんな風に当たったか、を聞き診察することは眼科医にとってとても重要です。
患者さんの話と、見た目、細隙灯顕微鏡や眼底検査での所見とが一致していれば問題なく、診断・治療を開始しますが、そうでない場合も時にあります。
アラサー女性は、最初、『物が当たった』との訴え。
白目は出血しており、角膜には爪の先と思われる形が。
どんなふうに当たったのか尋ねると『飛んできたんです』
この所見で、何が飛んできた?と再度聞くと、しばし沈黙。
所見を話し、物にしては説明がつかない旨・本当のことを言ってほしい旨を伝えます。
『冗談だと思うんですけど…目の前でデコピンされました。彼氏に』
眼を開けているときに、指で目を弾いたのなら、所見と見事一致します。
幸い、視力に影響なく完治しました。
『正直に話してくれてありがとう。幸い、問題なく治ったけれど、冗談でする行為ではないと思う。二人の関係を見直してもいいかも』
おせっかいオバサン院長は、診療とは関係ない余計な一言まで…
ミニバランスボールと言えども、バランスを取るのは難しい。
人生もバランスボールの上に乗っている…
ゆらゆら揺れながら、思いを巡らす新年です。
今年もよろしくお願いいたします。