2021.5.18 ワクチン2回目
1回目の新型コロナワクチン接種から3週間。
2回目の接種をスタッフ全員受けてきました。
何でも初めてのことには緊張しますが、2回目は楽な気持ちで臨みます。
当日診療時間の遅延のお知らせも早々に掲示していたので、患者さんとも話が盛り上がります。
少し前に、高齢者の集団接種の受付が始まったところ。
『3日間かけ続けたけれど、つながらなかった』
『連絡がつかないので区役所に出向いたけれど、予約は出来なかった』
『子どもに言ったら、PCであれよと言う間に予約を取ってくれた』
『23回目でやっと電話がつながったけれど、最寄りの小学校は空きがなくて、区外の接種会場となった』
巷(当院患者さん)の声は色々。
”固定電話いのちの我は押しつづけて 四日目つながるワクチン接種日”
まさに、某新聞の投稿短歌の如くです。
さて、2回目接種。
『20%は発熱、40%は頭痛が起こりますからね』と、説明を受けます。
以前、医師会の動画で、職場では分散して接種が望ましいと聞いたのですが、小さなクリニックだからか?全員同時接種。
明日大丈夫?
翌日、スタッフの一人が微熱。
微熱以外の他の症状は何もないので、副反応と判断し、欠勤に。
当院院長およびスタッフ調査結果。
当日の痛み(①~⑤ ⑤がMAX)
①57%
②43%
③④⑤該当なし
局所の痛み以外異常なし。
翌日の痛み
①42%
②24%
③24%
④⑤該当なし
微熱以外に、頭痛2名、倦怠感2名ありましたが、業務に支障はありませんでした。
しかし、帰宅後、倦怠感2名は発熱。
幸いにも一過性で、一晩で解熱し体調も回復しました。
院長はいずれも①で、翌日接種部位に10円玉大の薄い発赤を生じるのみでした。
緑区でも先週から集団接種が始まりました。
家人も先発隊として出務しましたが、とてもスムーズに遂行されたとのこと。
先日ZOOMで指定都市学校保健協議会学校医研修会がありました。
学校医として、生徒が健やかに学校生活を送れるよう、眼科・耳鼻科・小児科部門にわたり研修を受けました。
記念講演では、国立感染研究所の先生から新型コロナ感染の話。
”2020.2時点では10代未満が1.7%10代が0.6%と低比率だったが、その後若年層の比率も増えている”
”家庭内感染は、小学生では78%、中学生では64%、高校生では34%(2020.6~20201.4)
学校内感染は、小学校5%、中学校7%、高校24%
小学生は家庭内感染の割合が大きいが、中高校生では、生活圏や行動範囲の広がりが要因のひとつ。
学校内感染は小学校、中学校では極めて低い。
学校での感染対策はもちろんだが、それ以外の行動での対策も個別に必要”
”クラスター発生率は、2020.6~2021.3までで、小学校0.27%中学校0.48%高校4.25%と限定的。
自主的な活動増加(部活も含め)が要因のひとつ”
”乳幼児や学童は、青年期(10代)より感受性(感染の受けやすさ)は低い。
感染性(感染させる力)についてはまだ検討を要する”
引き続き、学校医として生徒の健康をバックアップしていきます!
学校検診が始まりました。
コロナ禍以前なら、運動会の練習で、児童たちの声が運動場に響き渡っている時期。
昨年に続き、今年も静かに廊下を歩いてくる児童たちを、静かな保健室で静かに検診をする院長です。