2020.1.7 暮れにも一人で
昨年は一人旅(高尾山)で始まり、一人旅で終了しました。
両家の年末年始の挨拶をやめにして、家族旅行を決行したある年。
開業医と子育て・家事に加え大学院の研究と、仕事納めの後も息つく間もないほど課題が。
そして、両家への顔出しをすると、自分の休息のないまま仕事始めです。
それが続いていました。
その時、目にした大晦日発の2泊3日ツアー。
秋田男鹿で本物の『なまはげ』が民家に来る風習を体験(息子たちには強烈な体験でした)。
日本海沿いを北上して、津軽鉄道ストーブ列車に。
その後下北半島の入口へ向かい、十和田湖を縦断して盛岡から帰途へ。
旅行は大当たり!
その時の感動が忘れられず、もう一度、行きたい!泊まりたい!思いが募っていました。
良い思い出には違いないけれど、今は家族旅行よりゴルフを優先する我が家の男性陣。
4人一組なら収まりよし(いつもは2&3バッグ)。
年末ゴルフは辞退して、一人旅決行。
今回は、青森県に向かいます。
男鹿はまたの機会に。
一旅一か所がモットー。
今回青森にしたのは、他にも訳があって、途中の駅で、知人に再会するためです。
距離があるため、なかなか会えない相手とは、自分から出向くのも自分らしさ?かな、と思う院長は、早速連絡。
往路、復路それぞれ違う駅で降車し、再会の予定も組み込みました。
東北新幹線の降車駅で60歳後半のAさんに再会します。
5年前に鎌倉の海岸ですれ違い、挨拶して以来のやり取り。
彼女とは、初再会。
それから第3セクターの鉄道に乗り換えます。
キーンとする冷たさは、北国ならでは。
ワンマンカーに揺られながら、街はどんどん淋しくなりますが、帰省時期だけにほぼ満員。
隣の若い女性の取り出した『東京都内→下北』の切符がちらりと見え、胸が熱くなりました。
駅を降りると、迎えの車でホテルへ。
15年前と変わらない外観です。
玄関の壁画の前で記念写真。
15年前は、ここで家族5人で撮影。
持ってきた写真には、あどけない(保育園児~小学校低学年)息子たちが。
私(院長)も若い!
夕食前にお風呂に入ります。
雪が積もって風情ある露天風呂は変わらず。
でも、前回は、小さい息子たちも一緒に入り、裸で雪遊びをしたり、はしゃいだりで、気が気でなかった…
しみじみと、物思いにふけりながら、ゆっくりと浸かる今。
あの頃には想像できなかったわ~
お風呂の後は、夕食。
部屋食なので、浴衣を着て、座っているだけで、お膳が整います。
3~4人前ある船盛にお寿司、御膳、鍋物などなど。
デザートも。
自分のペースで、ゆっくりと完食。
なかなか乙な体験です。
そのあとは、読書タイム。
静寂な中(ホテルでもテレビは付けない院長です)、ちょっと良い本を読むには最適です。
再び、露天風呂から帰ってくると、布団が敷かれていました。
12畳の和室に、布団一組。
家族ラインで写真を送ったら『寂しいもんやな笑』長男のコメント。
前回は、布団が5組だったので、部屋全面に敷き詰められていました。
家族5人同室で寝た旅行は、最後はいつだった?
寝相の悪さに布団直してばかりだったわ~などと思い出しつつ、眠ってしまいました。
寂しいと感じることもなく…
翌朝、もうひと風呂浴びて、朝食を。
前回子供たちが興奮した太くて大きなつららは、今回は残念ながらありませんでした。
外を歩くつもりが、『転倒』が頭をよぎり、玄関先で止めておきました。
15年の月日は、自分を慎重にさせています。
帰路は、再び第3セクターで新幹線駅へ。
途中、仙台で降車し、Bちゃんに。
彼女とは、高3以来の文通友達。
約7年ぶり。
1年の最後に、『いつか』のうちの一つ『もう一度旅』を達成し、久しぶりの親交を楽しんだ院長。
決行して良かった!
人生100年時代。
折り返しは自明。
今年も、自分のやりたいことを一つでも実現すべく、謙虚に精進したいと思います。