2019.4.16 涙ぽろぽろ
この1週間ほど、毎日涙を流しています。
数か月前に、産地直送で箱買いした玉ねぎ。
家族の人数は減っているのに、日持ちする野菜だし…と、北側のベランダに、10個単位で網に入れて吊るしておきました。
実家の田舎では、玉ねぎは、収穫したら、数個ずつ束ねて軒先にぶら下げてあるのが日常風景。
今でも、名古屋で、玉ねぎの吊るされている家を見ると、ほっとします。
網で良いだろうと思っていたら、少しずつ、芽が出る玉ねぎが増え、腐りかけたものまで…
むざむざ捨ててしまうのは忍びない…と、全ての玉ねぎを、キッチンに持ってきて、点検。
食べられる玉ねぎは、全量迅速消費することにしたのでした。
そもそも、玉ねぎは常温で数か月保存できるのですが、湿気が高いと腐敗の原因になったり、芽が出て風味の低下につながるようです。
日陰で吊るしたのは、悪くはなかったのですが、まとめて網袋に入れたのが間違いだったよう。
無知さを反省。
さて、大量の玉ねぎを消費するには、自身のレシピだけでは難しい…
クックパッドのサイトを開いて、片っ端から作る気力もなし。
そんな時、いつものように本屋さんをうろうろ。
目に留まったのが『たまねぎさえあれば!』のフレーズ。
NHK出版『今日の料理ビギナーズ4月号』でした。
『ビギナーズ』というだけあって、シンプルな材料・作り方ですが料理満載。
初購入。
というわけで、毎日玉ねぎです。
生の玉ねぎに包丁を入れると、硫化アリルという物質が発生します。
硫化アリルは、辛味や独特のにおいの成分で、ビタミンB1の吸収を良くします。
体内にとっては、良い物質ですが、目には刺激が強すぎます。
『目の表面に留まらせてはいけない、直ちに涙で目の表面を洗い流せ!』と、脳から指令がでます。
これは『反射性』の涙といって、普段、無意識に出て目の表面を潤わせている涙と成分が違います。
圧倒的に、水分量が多く、免疫系の成分はほとんど含まれていません。
目に何か入ったときなどに、出る涙も同様です。
ビギナーズと言えども、種々の料理法や保存調味料が載っています。
本を見ながら作るのって新鮮。
忙しい時は、付箋を付けて、夫にお任せしておくと、その通りに料理が出来ているので、時短になります(感謝)。
‘最高ランクの味わい‘とあるドレッシング『絶品たまドレ』
たまには、手作りも良いものです。
玉ねぎ50グラム(4分の1個)
サラダ油2分の1カップ
酢4分の1カップ
練りからし小さじ2
はちみつ小さじ1
ウスターソース・醤油各小さじ2分の1
玉ねぎをすりおろして、順番に材料を加えて混ぜていきます。
院長はフードプロセッサーで一気に攪拌します。
作りたては、辛味が強いですが、2~3日するとマイルドになります。
大人向きの味です。
今日も玉ねぎメニューが登場する我が家の食卓です。
その前に、涙ぽろぽろ…です。