2019.2.5 そろそろ花粉症
今年の花粉(スギ+ヒノキ)飛散予想は、東海地方では例年比やや多(110%)です。
2月中旬からはスギ花粉の飛散が始まります。
花粉症の対策開始です。
スギ花粉症の院長は、2月に入り点眼・内服を開始しました。
最近は、医療的な『メディカルケア』だけではなく、患者さん自身も『セルフケア』をしましょう!という動きが。
代表的なアレルギー性結膜炎・鼻炎の原因は、スギ・ヒノキ・カモガヤ(初夏)・ブタクサ・ダニ・ハウスダスト・イヌ・ネコなどです。
自分が何に反応するかは、血液検査で調べることが出来ます。
(スギ・ヒノキ)花粉アレルギーと分かったら…
①飛散の多い日の外出や洗濯物の外干しを控える
②マスク、メガネ、帽子を着用する
③外出の時間帯を工夫して、花粉飛散の多い昼前後の外出は控える
④花粉を室内に持ち込まない
⑤コンタクトレンズ装用者は、出来るだけメガネに切り替える
これが『セルフケア』です。
そしてやはり『メディカルケア』も必要です。
眼科受診をされた患者さんには、症状に応じて、点眼薬や内服薬を処方します。
アレルギー性結膜炎が強い場合は、コンタクトレンズ中止を指示し、治療を優先してもらうこともあります。
コンタクトレンズが角膜や結膜を刺激し、炎症を悪化→分泌物(めやに)がコンタクトレンズに付着し汚れる→汚れがさらに角膜や結膜を刺激→さらに悪化という悪循環に陥るからです。
『メガネ、マスクなし群』と『花粉症用メガネ・花粉症用マスク装用群』では、結膜内花粉数が約6分の1に減少したデータもあります。
コンタクトレンズを装用する場合は、1日使い捨てのタイプ、素材として花粉が付着しにくいレンズを選びます。
人工涙液による洗眼は、抗原(花粉・ホコリなど)を洗い流すのに有用です。
水道水は、涙液の安定性を低下させるため、出来れば避けた方が。
カップ式の洗眼器具は、眼周囲の皮膚の汚れや付いた抗原をかえって眼表面に触れさせる可能性があるので、お勧めしません。
目薬を点しても『かゆくてたまらない!』時は、瞼を冷やすことも有効です。
3月のウィメンズマラソンに向けて、マスク・サングラス着用で、名古屋駅まで走っていた頃が懐かしい。
今は、ジムで、花粉を気にせず、ゆるゆると走っている、マラソンリタイアの院長です。
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