2024.5.14 初めてのお店
行きつけの美容室とは、20年のお付き合い。
当初はカットと顔そり(理美容師資格有り)だけだったのですが、初カラー(白髪染め)もこのお店でデビュー。
院長よりちょっと年上。
『今日はどうしましょう?』
本日の要望を言って、後はお任せ。
あまり雑談をしないところも気に入っていました。
カラーも定番色。
一度、メッシュのヘアモデルを見せたら『やめた方がいい』
シャンプーの時『痒いところないですか?』と毎回聞かれるのは、床屋さんみたいな感じもするけれど、いつも『特にないです』
シャンプーの間、顔そりの間ついウトウト。
『お疲れですもんね~』(院長の仕事は知っている)と放っておいてくれます。
安定安心の至福の時間は、髪の伸びに合わせて定期的に。
ある日、予約数日前に電話が。
お店から電話があったのは初めて。
どうも体調がすぐれず、2週間ほど休業するとのこと。
既に髪は伸び、切り頃で、しかも今回はショートにしたいと思っていた時でした。
前髪は鬱陶しいと感じているし、2週間は待てないな…
美容室はとても多いのですが、いざ行こうとなると迷います。
ネットで検索するも、なかなか行きたいと思うお店に出会えず…
でも、どこかには行かないといけないし…
そう言えば、息子が美容室を始めたと言っていたような…
電話をして尋ねます。
『息子も理美容師だから大丈夫。息子に伝えておくわ~』
当日、ちょっとドキドキしながら来室。
『母がいつもお世話になっています』
『こちらこそ、いつもお母さんにお世話になっています』
とても穏やかな優しそうなお兄さんです。
『今日はどうしましょう?』
『短くしたいです。切った!って感じに』
あまりショートにすると、えら顔の院長はえらが強調されてしまうとの旨。
結果、あごラインのボブにすることに。
『カラーの色は、母から聞いた色でいいですか?』
初対面なので、思い切って
『知人が、髪の一部を赤く染めたのですが、ちょっといいな~と思って…』
『やれますよ、やりましょう!やりましょう!髪をかき上げたときにちらっと見えるくらいなら、そんなに目立ちませんよ』
『お願いします!』
お母さんの時は、この提案は却下されました(保守的です)。
髪を切って、内側の一部をブルーで染めてもらいました(まずは目立ちにくい色から)。
シャンプー時は、痒いところは聞かれません。
男性による顔そりは初めてで、最初は緊張していましたが、息子さんということもありすぐにリラックス。
さて、出来上がったヘアスタイルは、ブローの効果もあってか、何となく今までよりお洒落な気が。
白髪染めがしっかり入っているため、ブルーの発色はほとんど出ませんでしたが、新しくトライしたことに満足。
『だんだん、髪の中に色が入って来るようになりますからね~』
『またお母さんに戻ると思いますが、機会があったら来ます』
周囲からの評判は上々。
さて、そろそろ次回の予約を…っと思っていたら、お母さんのお店から電話。
『この前、すみませんでした。息子の店に行ってもらってありがとう。申し訳ないけれど、これから息子の店でお願いできます?』
年齢と体調でそろそろフェードアウトのよう。
以来、2回目の来店。
今度は、さらにショートに。
内側の差し色カラーも再チャレンジ。
二人でわくわく。
ネットの口コミより確実な方法で、初めてのお店に当たりました。
家族や知り合い、近所の口コミは最強です。
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