2023.8.29 何しにカンボジア? その2
農村部は、高床式住居です。
蒸し暑く雨期と乾季がある国。
高床式なのは、
1.暑さをしのぐため。
2.夜は放し飼いの番犬(鎖もなしでその辺を歩いている)、家畜、鶏などの寝場所に。
3.雨期の浸水を避けるため。
道路は舗装されてはいるものの、敷地内は土です。
道端では、自家製の農作物や串に刺した肉(カエルも蛇もある)や生肉・飲料などを売っています。
売り子はスマホを見たり、おしゃべりしたり、ハンモックで寝ていたり。
その周囲で、子供たちが遊んでいます。
自家製の店(というかパラソルやトタン屋根)の裏に高床式住居があり、その裏に畑があるのが一般的な農村です。
庭には、多くの種類の木々が茂っています。
『便秘の時は、青パパイヤを食べます』
『下痢の時は、グアバ茶を飲みます』
『体を温めるときはレモングラス茶を飲みます』
『手が臭い時は、レモングラスの葉を揉みます』等々。
農村部では、まずは伝統的な漢方薬や生薬が試されているようです(薬局に行く前に)。
おばあちゃんの知恵と言えば聞こえがいいですが、健康保険制度の未導入が大きいと思います。
アンコールワット遺跡群周囲を観光して思うのは、子供がとても多いということ。
バイク(125ccc以下は免許不要)の運転性の前に小さな子供、運転手のお父さんは片手で子供を抱きかかえています。
後ろには、お母さんと別の子供。
中学生くらいの3人乗りも普通に見かけました。
バイクの後ろに荷台を付けて、トゥクトゥク(タクシーみたいな乗り物)や貨車が走っています。
20~40代の若年層の人口が一番多い若い国。
『子供は病気になりやすいけど、どうするのですか?』
子どもは12歳まで医療費無料とのこと。
そのため一応安心して(医療レベルは日本より低い)、12歳までは子育てが出来ます。
一方日本でも、年々子供の医療費負担ゼロの年齢は上がり、18歳まで無料の自治体もあります。
カンボジアでは、12歳過ぎたら、健康は自己責任になります。
Tさんの『大変羨ましいです』が、身に沁みます。
アンコールワットの日の出を見た帰りの6時過ぎ、ある通りで多くの男性が立っていたり座っていたり。
『何かあるのですか?』
『あの建物は、公立のこども病院です。診てもらうために、みんな遠くから連れてきます。付き添いは、一人しか病院内に入れないので、他の家族は外で待っています』
よくある光景だそう。
お金持ちは、私立病院や海外の病院を受診するそうです(たとえこども病院が無料であっても)。
さて職業柄、眼鏡店は気になります。
カンボジアはクメール語と英語の表記です。
ドアを開けようとすると、表に座ってスマホをいじっていた20歳くらいの女の子が立ち上がって『Hello』
店員さんでした(地元のお店ははほぼ同様の接客)。
お客はひとりだけなので、もう一人の店員(同じくらいの子)、もう少し年上の店員、店長と思しき男性と4人が院長を取り巻きます。
フレームとレンズは別々の価格設定。
他国のフレームは安いのですが、日本製は高い。
レンズも然り。
どんなフレームが好みか?
ラウンド型は?スクエア型は?などなど、色々勧めてきます。
店長は、当店で屈折の検査をすることもできるし、眼鏡のパワーを測定することもできると。
はめてきた遠近両用眼鏡を測定してもらうことに。
渡されたデータは近視度のみ。
近視が強すぎてびっくりしているようでした。
老眼もあるので、近用度も入っていると言ったのですが…(会話は英語)
この眼鏡で近くも見えているならOKみたいな流れになってしまいました。
次回に続きます。
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