2018.5.15 視野学会㏌金沢
週末、視野学会が金沢にて開催されました。
眼科分野も細分化されており、視野(見える範囲)に関するだけで学会が成立するほどです。
第1日目のプログラムも魅力的だったのですが、土曜日の診療を終えてからの金沢は遠く…
結局、土曜泊・日曜朝から聴講という形になりました。
細分化された学会に共通することは、かなり専門的で深いこと。
シンポジウムの内容も、意識を集中させないと付いていけないほどです。
緑内障の視野計の変遷の講演では、視野学会の大御所、我が先輩が登壇。
現在、世界的スタンダードの緑内障H視野計(当院でも設置)は、本邦では、岐阜大学が第1号だったこと(この世代の先輩が日本語バージョンに改変!)。
同じ医局にいたのに初めて知った事実でした(入局時には、既に設置されていたので)。
最近、また新しい検査バージョンが開発されていること。
その狙いは、検査時間短縮によって、患者さんが検査治療を継続し、その結果、詳細な進行速度を把握することです。
視野検査は、患者さんにとって、決して積極的に行いたいものではありませんが、定期的に継続することで、より正確な進行グラフを作ることが出来ます。
患者さんの進行具合、将来の予測なども、データが集積されることで、信頼性が高まります。
ささやかなお楽しみは、お昼のセミナーのお弁当。
『かがやき御膳』
一段目には、のどぐろの棒寿ずし(1個)や笹ずしが。
二段目には、金沢郷土料理の治部煮や魚醤焼きチキン、加賀蓮根など。
金沢感いっぱい。
兼六園を始め、観光には全く行けず、お弁当だけで金沢を堪能したのでした。
金沢からは、東京へ新幹線『かがやき』が出ています。
明日診療が無ければ、ふらっと『かがやき』に乗っちゃうかも。
でも、真っすぐ名古屋に帰らねばなりません。
名古屋・金沢間は、名古屋・米原を『ひかり』で米原金沢を『しらさぎ』で。
この方法が、最短です。
それでも2時間半。
今回の旅のお供は、東野圭吾『ラプラスの魔女』ともう一冊。
映画も公開されていますが、原作を読んで、自分の頭の中で、登場人物を想像するのが好きです。
往復路で一気に読んでしまいました。
読者をぐんぐん引っ張る手法に、今回もはまり込んでしまったのでした。