2021.3.30 桜サクラさくら
新卒採用予定のスタッフから『国試(国家試験)合格しました!』と嬉しい報告。
現代は、ネットで瞬時に確認できます。
電報なら『サクラサク』だわ~と変換してしまう昭和の院長です。
『おめでとう!』
資格を得たここからがスタートです。
近年は、医療系国家試験の日程・合格発表ともに年度内に終わりますが、院長の時代は4月の初めに試験、5月に発表でした。
学校総出でバスにて母校を出発。
市内のホテルに宿泊し、某大学が試験会場でした。
2日間やり切って外へ出ると、雨の中、満開の桜。
桜、咲いてたんだ…
そして1か月後、無事『サクラサク』
医師免許証を手にしました。
これはほんのスタート地点で、起伏に富んだその後の30年が待っているとも知らず…
院長は、医師免許を取得して丸30年になりました。
30年働き続ける…医師免許を取ったばかりの新米医師には想像がつかないくらい先の事でした。
大学病院で30年働いている身近?な人は教授レベル。
同じ医局員と言えども、雲の上の人でした。
院長が医学生・新米医師だった頃や、それ以前の女性医師の働き方は、ALL OR NONE。
フルに働くか、まったく働かないか。
多様性(ダイバーシティ)の言葉がない頃です。
決断を迫られたのは、結婚出産に伴い、医局の関連病院がない地域に転居したとき。
ALLとNONEの中間の働き方がなかった(見つからなかった)時、決断したのはALL。
それが開業に繋がります。
3人の息子の産休(三男の時は開業後だったので産前0日産後7日のみ)・他諸々を合わせても、1年には到底満たないので、同世代の男性とほぼ同様に30年間、医師として働き続けたことになります。
自身の能力は秀でていませんが、患者さん個々に応じた対話と、細隙灯顕微鏡や倒像鏡(いずれも眼を診察する機器)を駆使した診療を30年間続けてきたことは、今では根拠のある自信となりました。
日々の勉強、知識の習得に加え、技術は実践・鍛錬しないと上達しません。
また、仕事を続けるにあたっては、興味と関心はとても重要だと思います。
クリニック裏の扇川沿いの細い若木で植えられた桜も、今では立派な桜並木になっています。
新卒の2人のヒヨコ視能訓練士に贈る言葉でもあります。
小さなクリニックながら、新年度から視能訓練士は5名と言う贅沢な人員配置です。
診療に当たり、迅速で正確な検査を担ってくれます。
良きスタッフたちと、最新の機器に囲まれて、院長もまだまだ頑張ります。
ここからの30年後も想像はつかないですが、どんな風であれ働けていたら最高です。
3月後半になり、進学や就職などでコンタクトレンズデビューの患者さんも増えてきました。
ほとんどが、幼児や小学生の頃からの来院歴のある患者さんです。
『おめでとう!』
『大きくなられましたね~』お母さんと小さい頃を懐かしむことも。
患者さんの背景やエピソードも院長の脳内に記録されています。
みんなの診療が眼科医としての経験を積ませてくれたんだよ…と思う院長です。
さて、4月から、ユニフォームを一新。
クリニックのイメージカラーに合わせて、華やかなチェリーピンクです(今までは桜色)。
イギリスのデザイナーズブランドで、院長の白衣も同ブランドです。
ちょっとオシャレに、スタッフのユニフォームとリンクコーデ。
来院されたら、ぜひファッションチェックも楽しんでください。